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高橋暁子の「意外と知らない!? 業界ランキング」 第13回

国内は未だiOS強し! 海外はAndroidが逆転済み

AppleをAndroid勢が逆転!タブレットシェア再確認

2014年05月19日 09時00分更新

文● 高橋暁子

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国内はApple首位も差は縮まる

 では、メーカー別シェアはどうなっているのだろうか。まず日本の状況を見ていこう。

 MMD研究所の「2014年2月タブレット端末に関する定点調査」によると、所有しているタブレット端末は、Appleの「iPad」が47.4%、Googleの「Nexus」が15.5%、Amazonの「Kindle Fire」が5.8%、ソニーの「Xperia Tablet」が5.3%、サムスンの「GALAXY Tab」が3.9%、富士通の「ARROWS Tab」が3.5%、東芝の「REGZA Tablet」が1.5%となった。

 メーカーとしてはAppleが断トツで、シェアの約半分を占める。2位のGoogleと比べても、Apple:Google=約3:1ほどの開きがある。しかし、Nexusは2013年の5.3%から2014年には15.5%と3倍に急増しており注目したいところだ。

 なお、iPadは前年の62.7%から15%以上シェアを落とした一方、Nexusが10%、Kindleが4%、Xperia Tabletが1%それぞれ増えており、iPadが減らした分を吸収した状態だ。iOSがシェアを落とした分はAndroidの各端末に流れているのだ。

「2014年2月タブレット端末に関する定点調査」(国内)
順位 メーカー 機器 シェア
1 Apple iPad 47.4%
2 Google Nexus 15.5%
3 Amazon Kindle Fire 5.8%
4 ソニー Xperia Tablet 5.3%
5 サムスン電子 GALAXY Tab 3.9%
6 富士通 ARROWS Tab 3.5%
7 東芝 REGZA Tablet 1.5%

MMD研究所調べ

海外ではApple首位もサムスン猛追

 次に海外のメーカー別シェアを見ていこう。

 米調査会社ガードナーによると、昨年のメーカー別年間販売台数ではAppleが7040万台で36.0%を占めた。次いで、韓国サムスン電子が3740万台で19.1%となった。Apple:サムスン=約2:1だが、Appleの前年比伸び率は14.5%なのにし、サムスンは336%増と急増中。今年の動向が気になるところ。

 なお、3位以下は台湾ASUSが5.6%、Amazonが4.8%、中国レノボグループが3.3%となっており、2位以降は差が開いた状態だ。

 以前当連載でスマホのシェアを取り上げたが、そのときと同様、日本では世界に比べてAppleのシェアが高く、サムスンが低い傾向にある。ゲーム人気でWindowsタブレットシェアが高まったりと、ユニークな傾向にあるようだ。

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