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焦点はソフトウェアに

Apple対Samsung訴訟が新ステージに Appleは1台40ドルを請求

2014年04月01日 20時10分更新

文● 末岡洋子

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 法廷で激しい対立関係にあるAppleとSamsungの新バトルが再び始まる――米カリフォルニア州連邦地方裁判所で3月31日に始まった審理で、Appleは5件のソフトウェア関連の特許を主張、1台当たり40ドルのロイヤリティ支払いをSamsungに求めている。

 長い係争関係にある2社だが、最新の審理では2011年の訴訟スタート後に発売された「iPhone 5」「iPad mini」「GALAXY S3」「GALAXY Note2」なども対象となる。これまでハードウェアがメインだった2社の特許訴訟だが、Foss Patentが入手した法定書類によると、Appleは今回iOSが関連する次の5件の特許を主張している。

・”データタッピング”ことコンピュータが生成したデータの構造に対してアクションを実行するシステムおよび手法(米国特許番号5,946,647)
・Siriで利用する情報検索のためのユニバーサルインターフェイス(同6,847,959)
・デバイス間の非同期データ同期(同7,761,414)
・スライドしてデバイスをアンロックする手法(同8,046,721)
・自動入力補完向けの手法、システム、グラフィカルユーザーインターフェイス(同8,074,172)

 Appleはこれらの侵害を主張し、Samsungに対しては該当するスマートフォンとタブレット1台につき特許使用料40ドル、総額20億ドルの損害賠償金を求める。

Appleが特許侵害を主張する1つであるロックスクリーンの解除UIの特許

 対するSamsungは4件の特許を主張していたが、標準必須特許(SEP)を撤回してデジタルイメージと音声の記録と再生(米国特許番号6,226,449)と動画伝送に関する特許(同5,579,239)の2件にしぼって戦う。

こちらはSamsung側が主張するもの。デジタルイメージの記録に関する特許で、もともとは日立が取得している

 Appleが侵害を主張する特許はソフトウェアに関するものであり、SamsungのホームUIである「TouchWiz」にとどまらずAndroidそのものにも調査が及ぶ可能性がある。そのため、Androidの開発元であるGoogleも今回の審理に関与する模様で、これまでAndroid開発を主導してきたGoogleのAndy Rubin氏が証言台に立つことも予想されている。

 Foss Patentによると3月30日、Appleが提案しSamsungが反対していた陪審員に対する連邦司法会議のビデオの上映を判事のLucy Koh氏は許可したという。2012年の審理で上映されたビデオのアップデートとなり、Apple製品を利用している様子が撮影されている。

 AppleとSamsungは2012年8月、AppleがSamsungから10億5000万ドルの損害賠償支払いを勝ち取る勝訴を収めている(金額はその後、9億ドルに減額された)。今回もKoh判事が裁定を下すことになり、審理は1ヵ月続くと予想されている。

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