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カラフルな3色から選べるゲーミングケースSHARKOON「BD28」

2014年01月28日 17時00分更新

文● 竹内 亮介

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目を惹くド派手なカラーの
マザーボードベース

 左側板を外すと、ハデなカラーリングのマザーボードベースが目を惹く。しかし幅240mmクラスの一般的なATX対応マザーボードを組み込むと、周囲のちょっとした領域しか見えなくなってしまう。ちょっともったいないかな、という印象だ。色を活かすなら小型のmicroATX対応マザーボードを組み込むのもいいだろう。

今回試用したのはレッドモデル。前面ファンや背面ファンもLEDで赤く光る

マザーボードベースだけではなく、拡張スロットのブラケットも赤だ

 裏配線用のホールやCPUクーラー交換用のメンテナンスホールは大きめだ。またマザーボードベースとシャーシの隙間は実測値で約20mm。かなり余裕があるほか、前述したように右側板の中央部分がベコッと膨らんだ形状になっている。そのため、太いATX20/24ピンコネクターとほかのケーブルが重なるようにいいかげんに配置しても、右側板はちゃんと収まった。

右側板が外側に膨らんでいるため、裏配線時に余裕が生まれる。配線が容易になるうえ、ケーブルを痛めずに済む

 またマザーボード裏面には、ケーブルタイを通して配線をキレイに整理するためのフックが多数も受けられている。この2つの要素により、裏面配線はかなり楽に行なえた。

六角形のスペーサをプラスドライバーで固定できるアダプターが付属するのもうれしい。予想以上に便利だ

ビデオカード用スペースは広々
SSDもツールフリーで装備可能

 構造面でおもしろかったのが、シャドウベイ部分だ。前面中央、拡張スロットと同じ高さにある4つ分の3.5インチシャドウベイは、向かって左側の板が外せるようになっている。外さない状態だとビデオカード用のスペースは325mmだが、外すことで415mmまで広がる。

左のフレームが下段の3.5インチシャドウベイと同じ位置にある状態

板自体を外すと、ビデオカード用のスペースが大きく広がる

 さらに、外した板を前面方向にずらして装着することもできる。するとシャドウベイの幅が狭くなり、今度は2.5インチSSDを取り付けられるようになる。こうした自由度の高いシャドウベイ構造は、1万2000~1万3000円前後のミドルクラスPCケースでよく見かけるが、SHA-BD28のような低価格なPCケースではあまり見かけない。

外して奥側に移動すると(ネジ穴もある)、2.5インチSSD用のシャドウベイに切り替わる

 3.5インチHDDや2.5インチSSDは、両脇からレール板を付け、シャドウベイ部分に差し込むだけで固定できるツールフリー構造だ。5インチベイの光学ドライブも、前面から固定用のピンで「カチ」と音がするまで差し込むだけで固定される。

 ただ、2つの5インチベイの中間から引き出されているピンヘッダケーブルが邪魔になりやすい。また電源スイッチやUSBポート用のピンヘッダが前面パネルにくっ付いた状態なので、無理に力を入れて外そうとすると断線の恐れもある。ゲームPCでは組み換えやメンテナンスの機会が多いだけに、前面パネルとピンヘッダは分離した構造にしてほしかったところだ。

 CPUクーラー用のクリアランスは165mmまで。サイドフローの大型CPUクーラーでもおおむね収まる計算だ。

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