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最新パーツ性能チェック ― 第163回

8500円のドイツ製静音PCケース「MASK」は価格以上の作り込み

2014年07月07日 17時00分更新

文● 竹内 亮介

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 ディラックは6月27日、ドイツのPCパーツメーカーSharkoonのPCケース「SHA-MASK-BK」を発売した。天板や側面にファンマウンターを設けない密閉性の高い構造や、各所に防音材を貼り付けるなど、静音性を重視するユーザー向けの製品となる。

Sharkoonの静音型PCケース「SHA-MASK-BK」。実売価格が8500円前後と、他社の静音型PCケースと比べると安い

 ここでは、気になる機能性や実際の使い勝手、パーツを組み込む時の注意点などをチェックしていこう。

スッキリとした外観デザイン、側板などには防音材が

 ファンマウンターやメッシュ板を装備しないため、スッキリとシンプルなデザインだ。5インチベイは左側に向かって開く上部ドアで隠された状態であり、光学ドライブの色がPCケースのデザインを損ねることがない。ただし下部はドアになっていないので、前面ファンの汚れを掃除するにはフロントパネル全体を引き出して外す必要がある。

通常は左の写真のようにツルッとしたフロントパネルだが、上部3分の1は左側に開く扉になっている

 天板手前にはフロントポート類と電源ボタンを装備する。USB 2.0ポートとUSB 3.0ポートを2個づつ搭載しており、多数の機器を接続できるのがメリットだ。またフロントポートは小さなフタで隠された状態になっている。

 これもデザイン上の配慮の1つだと思われるが、実利面でも意味がある。というのも、上向きのポートにはホコリがたまりやすく、内部でショートすれば接続した機器が故障する可能性がある。しかし蓋でカバーされていれば、ホコリがポート内部に入り込む可能性は少ない。

天板手前にある二つの扉の奥に、フロントポートが隠されている。USB 2.0ポートとUSB 3.0ポート、サウンド入出力とリセットボタンという構成だ

 左側板を開けると、ケース内部にアクセスできる。PCケースの奥行きや高さは45cmだ。大型化が進み、高さや奥行きが50cmを超えることもめずらしくない最近のATX対応PCケースとくらべると、やや小さめな印象を受ける。とはいえ短辺24cmクラスの一般的なマザーボードなら天板やシャドーベイ部分との隙間も十分で、問題なく組み込めた。

短辺24cmの一般的なマザーボードであれば、余裕を持って設置できる

 取り外した側板や天板の裏側を見ると、厚さ2mm程度の布のような防音シートが貼り付けられている。最近の静音系PCケースではおなじみの装備だ。鉄板自体の厚みもあってズシリと重く、3.5インチHDDの動作音や振動音が伝わりにくく、共振もない。

側板裏の様子だ。重みのある鉄板に防音シートが貼り付けられている。スポンジではなく、布のような防音材だ

 搭載ファンは前面に12cm角ファンを2基、背面に1基という構成だ。コネクターの形状は4ピンペリフェラルコネクターと通常のファンコネクターの両方をサポートしており、電源ユニットとマザーボードのどちらにもつなげられる。

 ただ、後述するが全開モードのファンの音はそれなりに大きい。マザーボードに接続し、WindowsやUEFIのファンコントロール機能で制御した方がいいだろう。

ケースファンは前面に12cm角タイプを2個、背面に12cm角タイプを1個という構成。前面ファン前には防塵フィルターを装備する

→次のページヘ続く (内部構造をチェック、ドライブベイに工夫あり)

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