このページの本文へ

前へ 1 2 3 4 次へ

このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー 第46回

IGZO搭載の「AQUOS PHONE ZETA」を使い倒した!

2014年01月26日 12時00分更新

文● 林 佑樹

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

F値1.9! 暗所に強いリアカメラ

 リアカメラは、約1630万画素でCMOS裏面照射型を採用している。F値1.9と明るく、高感度に強いことを活かし、暗所での撮影から速度のある動体の撮影にも耐えてくれる。タップフォーカスのレスポンスも速く、日中であれば約0.5秒。夜間でも1秒以内となかなか頑張っているため、普段使いのカメラとしてもいい仕上がりだ。また、超解像技術を採用し、最大16倍のデジタルズームにまで対応する。さすがに16倍時は厳しいのだが、2~4倍までなら、スマホで見るぶんなら荒さは感じにくい。

 一方、ホワイトバランスやシーン撮影機能はクセがあり「見たまま」というものではない。とくにご飯撮影には弱く、人物や風景は強いだけに残念だ。

 なお、以下で紹介するサンプル写真は、すべて原寸サイズ(3840×2160ドット)なので閲覧には注意してほしい。

デフォルトの写真サイズは4K2K

カメラのインターフェイスはシンプル。左右のドラッグでデジタルズーム、上下のドラッグで露出補正

シーンセレクト機能といった定番機能を備えている

日中の写真。画面上では普通に見えたのだが、PCから見た場合は+0.5EVに近く見える

夜間の写真。高ISOとF1.9で手ぶれの心配はないが、画面はやや荒い。ただ超解像技術のため、本機で見ている分にはとてもキレイ

暗所でLEDバックライトを撮影してみたもの

インカメラは、裏面照射型で210万画素。けっこうハッキリと写るため、自撮り写真の場合はナチュラルに加工しやすいだろう

料理モードで撮影した麻婆豆腐。暖色系を盛っているのだが、ちょっと違うような……

こちらは標準モードで撮影したもの。美味しそうに撮るのであれば、標準モードで撮影して補正したほうがいいかも

トータルの仕上がりがいい
シャープのフラッグシップ

 要求度の高いバッテリー駆動時間に加えて、フルHDのIGZO液晶を搭載。入力のレスポンスもよく、使い勝手のいい端末に仕上がっている。バッテリー残量に応じてのCPU管理は少し覚える必要はあるが、グリップマジックの使い勝手の良さもあり、「5型は大きすぎ」と感じている人にも一考の余地が生まれている。

 カメラについては部分的に弱点があるものの、良好な仕上がりだ。いわゆるスマホでよくする操作については高い次元でまとまっているといえる。まずは店頭ネッチリと触ってみてほしい。


■関連サイト

前へ 1 2 3 4 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン