F値1.9! 暗所に強いリアカメラ
リアカメラは、約1630万画素でCMOS裏面照射型を採用している。F値1.9と明るく、高感度に強いことを活かし、暗所での撮影から速度のある動体の撮影にも耐えてくれる。タップフォーカスのレスポンスも速く、日中であれば約0.5秒。夜間でも1秒以内となかなか頑張っているため、普段使いのカメラとしてもいい仕上がりだ。また、超解像技術を採用し、最大16倍のデジタルズームにまで対応する。さすがに16倍時は厳しいのだが、2~4倍までなら、スマホで見るぶんなら荒さは感じにくい。
一方、ホワイトバランスやシーン撮影機能はクセがあり「見たまま」というものではない。とくにご飯撮影には弱く、人物や風景は強いだけに残念だ。
なお、以下で紹介するサンプル写真は、すべて原寸サイズ(3840×2160ドット)なので閲覧には注意してほしい。
トータルの仕上がりがいい
シャープのフラッグシップ
要求度の高いバッテリー駆動時間に加えて、フルHDのIGZO液晶を搭載。入力のレスポンスもよく、使い勝手のいい端末に仕上がっている。バッテリー残量に応じてのCPU管理は少し覚える必要はあるが、グリップマジックの使い勝手の良さもあり、「5型は大きすぎ」と感じている人にも一考の余地が生まれている。
カメラについては部分的に弱点があるものの、良好な仕上がりだ。いわゆるスマホでよくする操作については高い次元でまとまっているといえる。まずは店頭ネッチリと触ってみてほしい。
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