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リアル書店と電子書籍を連携した新たなサービスの可能性

三省堂書店とBookLive、本をスマホで撮影すると情報を表示するサービス「ヨミCam」

2013年12月20日 19時31分更新

文● 行正和義

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ヨミCamを利用した店内イメージ

 三省堂書店とBookLiveは12月20日、本の表紙をスマホやタブレットで読み込むだけで電子書籍の検索や書店員コメント、POPなどが表示されるサービス「ヨミCam(ヨミカム)」を発表した。

  「ヨミCam」は、アプリを起動したスマホやタブレットを本の表紙にかざすだけで、電子書籍を検索できることに加え、書店員のPOPや、どういった本をどう並べるかといった棚構成のストーリー情報が表示されるというもの。“電子書籍は本が探しにくい、目当ての本が見つからない、どの本が電子 書籍になっているかわからない”といった声があり、本を探す途中で購買行動を断念してしまう利用者が少なからずいる考えられ、書店と電子書籍の連携させるサービスとして開始したという。

ヨミCamの利用イメージ

 サービスは三省堂書店 神保町本店で開始され、利用者は専用アプリ(現在のところAndroid版のみ、iOS版準備中)をインストールした自分のスマホやタブレットを書籍の表紙にかざすだけで目的の電子書籍へアクセスでき、内容確認から、レジで決済を行うためのバーコード画面に進むことができるほか、紙と電子の価格を比較しての購入も可能となるという。

アプリ画面

 また、ヨミCamの利用促進として、三省堂書店の4ヶ所に設置されたAR表示を、ヨミCamを利用して読込み、リニューアルされた三省堂書店内の電子書籍サービスのご紹介映像を視聴するとBookLive!ポイント200ポイント、さらに500円以上の買い物をすると抽選で10名に電子書籍専用端末「BookLive!Reader Lideo(リディオ)」をプレゼントするキャンペーンを実施する。

 電子書籍によって紙の本や書店の売り上げが~ という話題が続くなか、紙の本が並ぶ書店に脚を運ぶことで新しい本の存在や新しい知見を得ることの楽しさは、例えば蔦屋書店が「TSUTAYA TOKYO TROPPONGI」で行っているように、単なる印刷物を販売するのではなく書籍文化の発信地としての書店というアプローチはひとつの手段ではある。紙の本を前にして電子書籍の情報を参照できるヨミCamは、リアル店舗の中でオンラインショップを検索して値段比較するといった単純なものではなく、新しいクラウド連携リアル店舗のあり方と言えるかもしれない。

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