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画角最高! 14mmの超広角激安コンデジの割り切った使い方

2013年12月08日 12時00分更新

文● 四本淑三

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動画と防水性能を試す

 最後に、意を決して水に浸けてみた。中国製の防水カメラということで、ジャブンと水に入れたら最後、二度と帰らぬカメラになるのではと恐れていたが、そんなことにはならなかった。疑って申し訳なかった。そして簡単に動画性能も試してみたが、やはり画質は大したことないものの、超広角のムービーというのは新鮮で、これを使って何か作れるんじゃないかと、いろいろ想像をかきたててくれる。

 DSC880DWの性能や機能は、値段なりのトイカメラのようなものだった。なにしろ映像的には、14mmの画角しか良いところがない。そこに潔さを感じられれば、それで十分役に立つ。安くたって、そんじょそこらの駄カメラとは違うのである。

小径車のフレームに取り付けて公園を走ってみたら、自動車のドライブレコーダー風に。ちなみにこの自転車は、フロントが普通のリムブレーキ、リアはペダルを逆踏みするコースターブレーキという仕様。「おや、ブレーキレバーが片方しか無い」などと言って通報しないように頼みます。

初水中撮影也。公園の池に沈めて鯉でも撮ろうかと思ったものの、落ちて拾えなくなると悲しいし公園管理者に迷惑なので、進水式は無難なところで。水中でも音がちゃんと録れるのは立派。

その後、先に撮影したバチバチソニック「Platter」のCDジャケットデザイン(仮)が上がってきた。撮影には、SONY DSC-RX10とPENTAX K-5 + FA31mmf1.8 limitedも持って行ったのだが、デザイナーが歌詞カード表面に使ったのは、DSC880DWの画像だった。このカメラは確かに使える。このアルバムは来年初頭に発売予定


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著者紹介――四本 淑三(よつもと としみ)

 1963年生れ。フリーライター、武蔵野美術大学デザイン情報学科特別講師。インターネットやデジタル・テクノロジーと音楽の関係をフォロー。趣味は自転車とウクレレ。


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