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次世代照明VELVEの柔らかな光を体験

六本木ヒルズのクリスマスイルミネーションに有機ELが採用

2013年11月13日 17時51分更新

文● 行正和義

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今年の六本木ヒルズのクリスマスイルミネーションイメージ

 森ビル所有の六本木ヒルズは11日、今年のクリスマスイルミネーション「Roppongi Hills 10th Anniversary Christmas」に、全216枚の有機ELデバイスを用いることを発表した。

有機EL照明「VELVE」モジュール 

 採用されたのは三菱化学とパイオニアが出資するMCパイオニアOLEDライティング製有機EL(OLED)「VELVE」で、サイズは14cm角のものが108枚、7cm角のものが108枚。同社は次世代の照明デバイスとしてOLEDの商品化を進めており、現在のOLED照明製品の主力のひとつ。

 VELVEはフルカラーの調光・調色機能を持つほか、面発光のため柔らかな光を持ち、薄型・広面積に用いる次世代照明デバイスとして期待されている。

面発光の特性を活かした新しい屋内照明が考えられる

 MCパイオニアOLEDライティングでは、従来の蒸着プロセスで製造していたものから発光層を塗布プロセスで製造することにより製造コストを低価格化した製品を2013年9月からサンプル出荷しており、2014年には量産出荷を開始する予定。

発光層塗布型有機ELモジュールは1平方mあたり3000cdと2000cdの2タイプがサンプル出荷されている

 OLEDはLEDよりも発熱が少なく、原理的には発光効率も高いなどメリットも多く、次世代照明として期待できる。

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