このページの本文へ

アマゾンが米での日曜宅配に対応、コアビジネスを拡充

2013年11月12日 05時21分更新

文● 加藤 宏之(HEW)/アスキークラウド

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 米アマゾンが現地時間11日に発表した内容によると、アマゾンと米郵政公社(U.S. Postal Service)は共同で日曜日の宅配サービスを開始する。

 宅配は従来、月~土曜日のみで日曜日は行っていなかった。今回の新サービスは、有料のアマゾンプライム(Amazon Prime)会員を対象に、Amazon.comで購入した商品を日曜日に宅配で受け取れるというもの。同社でワールドワイドオペレーションと顧客サービスのバイスプレジデントを務めるデーブ・クラーク(Dave Clark)は公式サイトのリリースページで「もしも子どものためにバックパックを金曜日に注文したら日曜日の夜に商品を受け取ることができる」と説明する。

 まずはニューヨークとロサンゼルスの2都市でサービスを開始し、来年2014年中にはダラスやヒューストン、ニューオーリンズ、フェニックスほか数都市にサービス対象エリアを拡大する予定。郵政公社長官兼CEOのパトリック・R・ドナフー(Patrick R. Donahoe)はこの新サービスによって週7日間、無休で宅配サービスを提供できることを強調した。

 月刊「アスキークラウド」創刊準備号(4月24日発売)では米アマゾンのビジネス戦略を記事にまとめたが、同社は書籍をはじめ日用品などさまざまな商品の通販を展開し、電子書籍のほかアプリや音楽といったコンテンツを配信。クラウドサービスも手がけ、スマホやネットテレビの開発も進めている。多方面にビジネスを広げるなか、今回の新サービスでは、同社のビジネスでコアとなる宅配サービスを拡充した形となる。

関連サイト
■米アマゾン

この記事の編集者は以下の記事をオススメしています
■[最新号]アスキークラウド 創刊4号(10月24日発売)
「ゲームの魔力で顧客を夢中に 「没頭」ビジネスの正体」

■[関連号]アスキークラウド 創刊準備号(4月24日発売)
「Amazon 翌日配達を発想する『利益無視』経営」

■アマゾン、紙より早く電子版で本を入手できるサービス
■アマゾン、本を買うと電子書籍も安く入手できるサービス開始
■小説やコミックの電子書籍を連載で読める「Kindle連載」

週刊アスキー最新号

編集部のお勧め

ASCII倶楽部

ASCII.jp Focus

MITテクノロジーレビュー

  • 角川アスキー総合研究所
  • アスキーカード
ピックアップ

デジタル用語辞典

ASCII.jp RSS2.0 配信中