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進化点からギモン、Tipsまで! Windows 8.1をしゃぶりつくす!! 第2回

Windows 8.1に乗り換える!……その注意点とテクニック

2013年10月30日 12時00分更新

文● 外村克也

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 前回、Windows 8.1の素晴らしさについて語ったが、興味を持っていただけたならWindows 8.1に乗り換えてみよう、と思うはず。

 そこで今回は、Windows 8.1を実際にインストールする手順と、その際の注意点について紹介する。

その1 Windows 8.1導入前の環境をバックアップする

 自分の周辺の環境では特にトラブルがなくWindows 8.1が使えていると前回書いたが、その後メインバンクとして利用している地方銀行の認証サービスが、Windows 8.1に対応していないことがわかった。

 幸い、ほかのウェブブラウザーを使うことでなんとか回避ができたが、特定のアプリが対応していなかったためにサービスが利用できない、といった場合に備えて、現在使えている環境のバックアップはとっておくべきだろう。

 Windows 7やWindows 8であれば標準のツールでバックアップ可能。イメージファイルはVHDX形式の仮想HDDとなるので、「Hyper-V」といった仮想環境で一時的に起動したり、Windows 8.1インストール後のデュアルブート用のイメージとして利用できるなどの利点がある。

 ツールは「Windows7のファイルの回復」を使う。ツールのネーミング的に、Windows 7専用と思ってしまいがちだが、Windows 8にも標準搭載されているし、バックアップデータの作成にも問題なく使えた。

コントロールパネルから「Windows7のファイルの回復」ツールを選択

コントロールパネルから「Windows7のファイルの回復」ツールを選択

「システムイメージの作成」を選択する

「システムイメージの作成」を選択する

 「Windows7のファイルの回復」ツールはコントロールパネルから起動する。右上の検索ボックスに「回復」と入れるとすばやく起動可能。ツールが開いたら、左上の「システムイメージの作成」をクリックする。

バックアップ先を選択

バックアップ先を選択

バックアップするドライブを選択する

バックアップ元のドライブを選択する

 すると、システムイメージの作成ウィザードがはじまる。まず、バックアップ先となる領域を選択。Cドライブの使用領域と同等の容量が必要となるので、充分に空いたディスクを選択する。次にバックアップ元の指定。ここではCドライブとEFI領域の2つを選択しておいた。ドライブごとにVHDXファイルが分けてイメージが作成される。以上でおおまかな設定は終わり。画面の指定にそって進めていく。

設定した内容を確認したら「バックアップの開始」をクリック

設定した内容を確認したら「バックアップの開始」をクリック

バックアップがはじまる。しばらく時間がかかる起動中のドライブでもシャドウコピーが行なわれるため、問題なくバックアップできる

 バックアップ作業が終了すると、復元ディスクの作成ウィザードがはじまる。システムイメージはHDD内に回復領域が作成済みである必要がある。もしなければ、Windows 8や7など、利用中のOSに応じたインストールメディアを用意することで作成可能だ。

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