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このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー 第45回

痒いところに手が届くLG「G2 L-01F」を使い倒した

2013年10月31日 12時00分更新

文● 林 佑樹

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使いやすい独自機能もチェック!

 搭載するOSは、Android 4.2。LGホームは際だったカスタマイズというよりも、デフォルトに粒の揃った機能を多く用意して、使い勝手を向上させている。主だった機能を挙げてみると、ゲスト用の設定ができるホームスクリーン。これは人に見せる用として活用できる。上記しているが、画面を2回タップでロックを解除するノックオン。画像やメモをリアルタイムで共有するVuTalk、アプリを切り替えるスライドウィンドウ、ウィンドウで複数のアプリを実行できるQスライド、Qリモート、Qメモ、耳を当てると受話になるアンサーミーがある。いずれも変にでしゃばるタイプの機能ではなく、さりげなく使えるのがいい。

ブラウザーやYouTubeなど一部アプリで使用可能なQスライド。ウィンドウ化させた状態で透明度やサイズの変更も行なえる。5.2型と表示面積は大きいため、ながら操作との相性がいい

 なかでもスライドウィンドウは、3本指でフリックすると最大3つまでアプリを画面の左側に保存可能というもので、簡易タスクマネージャー的な存在だ。従来のタスクマネージャーも用意されているが、スライドウィンドウはよく使用するアプリを登録しておきつつ、ホームスクリーンに常用アプリのショートカットを用することで、ランチャー不要の勢いで扱える点がいい。また、カスタマイズ機能としてはフォントの変更のほか、ドックにあるバックキー・ホームキー・メニューの3種類から、タスクキーなどを追加して4種類に変更もできる。

 このように、便利な機能が多く用意されているが、まずはスライドウィンドウとQスライドで、マルチタスク環境に慣れると、G2 L-01Fの使いこなしの第一歩になるだろう。

スライドウィンドウは設定画面で操作方法を確認できる。3本指フリックなので、まずはブラウザーあたりで試すといい

ファブレット的に運用できるQuickWindowケース機能も試してみよう

 細かい部分を見てみるとキーボードがユニークだ。左右いずれかに寄ったモードが用意されており、片手持ちでの入力を想定している。日本語入力プログラムはLG製のもので、カーソルキーがあるなど使い勝手はけっこういい。辞書がやや貧弱な印象だが、そのあたりはマッシュルームで対応するのがいいだろう。

 キャプチャープラスは特定アプリで動作するもので、いわゆるスクリーンショット機能。スクリーンショット自体は電源/スリープボタン+ボリュームボタン「-」で実行できるが、レイアウト的にちょっとアクロバチックな持ち方になってしまう。そのあたりを考えてか、ブラウザーやメモなどにスクリーンショット機能を搭載しているわけだ。ビジネス寄りの機能ともいえるが、そのほかQメモは手書きメモをそのままカレンダーやメモ、電話発信に送れるため、仕事道具としての性能も高い。このように各種機能がキレイに連動しているため、ぜひ店頭で手に取って試してもらいたい。

キーボードは片手入力にも対応するモードを搭載している。写真のように左右いずれかに寄らせることが可能

ダイヤルキーの場合もフルキーボードと同様に寄らせることが可能だ

AnTuTuベンチマークの結果。チューニングの影響でスコアダウンといった傾向は見られない

「キャプチャープラス」はメニューから行なえる。対応アプリの場合のみ表示。ブラウザーの場合は、そのページ全体をキャプチャーする仕様で、けっこう仕事用として便利である

気になるバッテリーの持ち具合だが、時間の関係でバッテリーを使いきれなかった。写真は100%の状態から、1.5日ほど検証操作をしたり、撮影したり、ふつうに使ったりしてみたもの。それらの操作でバッテリーを約45%消費なので、3日近くは楽に使えるし、酷使した場合も1日は安泰だと思われる

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