使いやすい独自機能もチェック!
搭載するOSは、Android 4.2。LGホームは際だったカスタマイズというよりも、デフォルトに粒の揃った機能を多く用意して、使い勝手を向上させている。主だった機能を挙げてみると、ゲスト用の設定ができるホームスクリーン。これは人に見せる用として活用できる。上記しているが、画面を2回タップでロックを解除するノックオン。画像やメモをリアルタイムで共有するVuTalk、アプリを切り替えるスライドウィンドウ、ウィンドウで複数のアプリを実行できるQスライド、Qリモート、Qメモ、耳を当てると受話になるアンサーミーがある。いずれも変にでしゃばるタイプの機能ではなく、さりげなく使えるのがいい。
なかでもスライドウィンドウは、3本指でフリックすると最大3つまでアプリを画面の左側に保存可能というもので、簡易タスクマネージャー的な存在だ。従来のタスクマネージャーも用意されているが、スライドウィンドウはよく使用するアプリを登録しておきつつ、ホームスクリーンに常用アプリのショートカットを用することで、ランチャー不要の勢いで扱える点がいい。また、カスタマイズ機能としてはフォントの変更のほか、ドックにあるバックキー・ホームキー・メニューの3種類から、タスクキーなどを追加して4種類に変更もできる。
このように、便利な機能が多く用意されているが、まずはスライドウィンドウとQスライドで、マルチタスク環境に慣れると、G2 L-01Fの使いこなしの第一歩になるだろう。
細かい部分を見てみるとキーボードがユニークだ。左右いずれかに寄ったモードが用意されており、片手持ちでの入力を想定している。日本語入力プログラムはLG製のもので、カーソルキーがあるなど使い勝手はけっこういい。辞書がやや貧弱な印象だが、そのあたりはマッシュルームで対応するのがいいだろう。
キャプチャープラスは特定アプリで動作するもので、いわゆるスクリーンショット機能。スクリーンショット自体は電源/スリープボタン+ボリュームボタン「-」で実行できるが、レイアウト的にちょっとアクロバチックな持ち方になってしまう。そのあたりを考えてか、ブラウザーやメモなどにスクリーンショット機能を搭載しているわけだ。ビジネス寄りの機能ともいえるが、そのほかQメモは手書きメモをそのままカレンダーやメモ、電話発信に送れるため、仕事道具としての性能も高い。このように各種機能がキレイに連動しているため、ぜひ店頭で手に取って試してもらいたい。
この連載の記事
-
第476回
スマホ
ライカカメラらしい撮影がさらに磨かれた! 「LEITZ PHONE」が3になって再び登場 -
第475回
スマホ
ハッセルブラッドカメラを強化、フラグシップにふさわしい性能のカメラフォン「OnePlus 12」 -
第474回
スマホ
ロレックス風カメラデザインを取り入れたスマホ「realme 12 Pro+ 5G」は高級感あふれる仕上がり -
第473回
スマホ
スリムになったOPPOの主力スマホ「Reno11 Pro 5G」海外版を前モデルと比較レビュー -
第472回
スマホ
OPPOの最新フラグシップ「Find X7 Ultra」はデュアルペリスコの最強カメラスマホ -
第471回
スマホ
4万円以下折りたたみスマホ「Libero Flip」は折りたたみ入門機に最適だが対応バンドの問題も -
第470回
スマホ
背面ライトは健在! 手軽価格の「Nothing Phone (2a)」クイックレビュー -
第469回
スマホ
日本初上陸のnubiaの縦折りスマホ「nubia Flip 5G」レビュー! 安くて手軽に使える折りたたみ -
第468回
スマホ
ハイエンドAndroidタブ「OPPO Pad 2」はフル装備で使うと利便性が格段に向上する -
第467回
スマホ
「Galaxy S23 FE」は高性能を8万円台で実現したお財布にも優しいスマホ -
第466回
スマホ
Galaxy S24 UltraはGalaxy S23 Ultraからどう変わった?カメラや生成AI機能を比較した - この連載の一覧へ