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パソコン離れでも単価上昇、ソニーが売り場一新

2013年09月11日 16時00分更新

寺田祐子(Terada Yuko)/アスキークラウド編集部

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 パソコン離れがとまらない。IT専門調査会社のIDCは、2013年の世界のパソコン出荷台数の生産見通しが前年より約9.7%減少すると発表した。国内でも、消費者の購買傾向はパソコンからスマホやタブレット端末に移行している。逆風が吹く中、ソニーマーケティングは今年の6月より、大手家電量販店にある同社製パソコン展示コーナーを続々とリニューアルし、着実に成果を上げつつある。

 具体的には、他社の展示機より30cm低い90cm程度の高さの机にパソコンを設置することで、来店客が操作しやすいよう配慮。また、勉強会を開くなどして説明員の知識向上にもこれまで以上に注力した。こうした努力が実を結び、ユーザーが自由にカスタマイズできるオーナーメード商品などの売れ行きが好調で、販売単価が向上したコーナーもあるという。今後は1~2年の間に30店舗の売り場を刷新したい考えだ。

 リアルの店舗に注力したことで、すでに成功しているビジネスモデルが携帯キャリアのショップだ。実は、ドコモショップの店舗数は2400店(2011年3月末現在)で、牛丼チェーン店大手の松屋と吉野家をあわせた数より多い。携帯キャリア各社の中で、「一人負け」とまで報道されるNTTドコモだが、販売員による説明に力を入れることで新機種への変更だけではなく、さまざまな付加サービスをあわせて購入してもらうことに成功している。ソニーもまた、こうした売り場に注力することで、単価向上だけでなくリピーター率の向上や付加サービスによる売り上げ増も期待できる。今後の動向に期待したい。

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