シトリックスがソリューション体験施設「エグゼクティブ ブリーフィング センター」を開設
“シトリックス版のアップルストア”が東京にオープン!?
2013年08月29日 06時00分更新
シトリックス・システムズ・ジャパンは8月28日、東京霞ヶ関の本社オフィス内に「エグゼクティブ ブリーフィング センター(EBC)」を開設した。顧客やパートナー企業に対するブリーフィングやデモンストレーションの設備を備えるほか、同社自身がモバイルワークスタイルを実践するフリーアドレスオフィスにも隣接している。
シトリックスでは現在、同社ソリューションを顧客やパートナーに実体験してもらう「エグゼクティブ ブリーフィングプログラム」をワールドワイドで展開しており、EBCはその拠点となる施設。すでに米国(カリフォルニア、フロリダ)、インド(バンガロール)、フランス(パリ)で開設しており、東京は4カ国目(5カ所目)のEBCとなる。
EBC内にはマルチデバイスのデモに対応したマルチスクリーンや、ビデオカンファレンスシステムを備えたブリーフィングルームなどを備えており、同社の最新ソリューションを直に体験することができる。なおEBC東京のチーフデモオフィサー(CDO)には、シトリックス・システムズ・ジャパンの小田学氏が就任している。
顧客の購買決定に大きな影響を与えるEBCでの体験
米シトリックス・システムズのコーポレートコミュニケーションズ担当バイスプレジデントのデイビット・ジョーンズ(David Jones)氏は説明会で、同社の最新ソリューションをベストなかたちで体験できるEBCは「“シトリックス版のアップル・ストア”だ」と表現した。
ジョーンズ氏によると、EBCでの体験を通じた取引は順調に拡大しており、2013年度の収益に対する影響(推定)はグローバルで6億ドル以上に達しているという。今年度はドイツのミュンヘンと東京にEBCが新設されたため、2014年度はこの影響が20%以上伸びるものと見込んでいる。
グローバルでは2013年度第1四半期に160回、第2四半期に187回のブリーフィング/イベントがEBCで実施されており、日本からカリフォルニアやフロリダのEBCを訪問する顧客やパートナーが増えたため、今回東京にもEBCを開設したとジョーンズ氏は説明した。
EBCに隣接するフリーアドレスオフィスでは、同社営業スタッフが仮想デスクトップソリューションの「XenDesktop」とコラボレーションツール「GoTo Meeting」「ShareFile」などを活用して日常業務を行っており、EBCを訪れた顧客は見学可能となっている。
なお今回のEBC開設に合わせ、東京本社内のトレーニングセンターとコンピテンシーセンターも設備がリニューアルされている。