ウォール・ストリート・ジャーナル(THE WALL STREET JOURNAL)などの複数の海外メディアが報じたところによると、台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業は、ディスプレイに関連したいくつかの特許をグーグルに売却した模様。売却額は不明。
特許のなかには、現実の視界にバーチャルイメージを重ねて表示するヘッドマウントディスプレイ関連技術が含まれており、グーグルが手がけるメガネ型デバイスのグーグルグラス(Google Glass)の開発に役立てられる見込みだ。
グーグルは7月に台湾ハイマックス・テクノロジーズの傘下となるハイマックス・ディスプレイに対して出資を決定。ハイマックス・ディスプレイは、ヘッドマウントディスプレイやウエアラブルデバイスなどに向けてLCOS(エルコス:反射型シリコン液晶)を開発しており、同社を生産拠点として確保し、グーグルグラスの量産化を一歩前進させた。今回の特許購入は、グーグルグラスの開発にとって追い風となることは間違いない。