置き忘れアラート装置としても優秀
また、本来の機能とは密接な関係は無いが、WX01TJとスマホとのBluetooth接続はかなり堅固で、両者のコミュニケーションが成り立たないくらいの距離が離れると、スマホが大きな音を立てながら知らせてくれる。
これはカバンの中などにWX01TJを入れたまま置き去りにしてしまった時の“アラート装置”としても十分に活用できる。筆者が過去、スマホ用に購入した何種類かの“置き忘れ防止ツール”のどれよりも、その確実性においてはるかに動作の安定性があり、安心できるレベルだった。
その半面、スマホとWX01TJ以外のBluetooth機器の共存、同時使用はメーカー保証外となっており、Bluetoothヘッドセットや、アラート機能などを提供するスマートWatchなどは同時には使用できない可能性が大きい。
また、複数台のスマホを持ってるマニアックなユーザーやスマホユーザーの家族全員が、個々のスマホとWX01TJとを事前にペアリングしておき、日替わりで違ったスマホを利用して、しかし音声発信はいつもWX01TJから、なんていうことも考えてみたが、どうもWX01TJのペアリングはシングルペアリングが原則のようで、新しいスマホとのペアリングのためには、既存のペアリングの解除と再設定作業が必要な様だ。
いずれの作業も、WX01TJに配置されている電源ボタンを使った「長押し」「短押し」の組み合わせによるタイミング依存の操作で可能なようなので、このくらいのことでは面倒をいとわない指先の器用な人にはできることは間違いなさそうだ。
使いきれないけど、着想は最上級に面白い!
WX01TJは、昨今珍しい極めて面白い着想の商品だ。しかし、圧倒的にメッセージングやSNSが増加し、音声通話は極端に減ってきている昨今、筆者個人としては、どんなに多くても音声電話は月に10回もしない。
そういう状況では「1回10分の音声通話を月500回まで無料!」と言われても、月末には結局98%以上は使い切れないで余ってしまう。
私を含めた相当数の人が感じているその現実が実は“ビジネスモデルのベース”なのは分かっているが、「着想の面白さ」だけは群を抜いたガジェット・キングであることも間違いないだろう。
今回の衝動買い
アイテム:だれとでも定額パス(WX01TJ)
価格:ウィルコムネットショップで2万3520円(W-VALUE割引で実質無料)
T教授
日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
T教授も関わるhttp://www.facebook.com/KOROBOCLで文具活用による「他力創発」を実験中。
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