5GHz対応でなくてもいいのであれば
ドコモやソフトバンクユーザーも……
2.4GHz帯限定ならドコモも実質無料でレンタルが可能。ドコモの提供する無線LANルーターはNECアクセステクニカ製で5GHz帯は対応しないが、2.4GHz帯で300Mbps対応というタイプ。
パケット定額の利用で2年間のレンタル料が無料となり、2年経過後はそのまま無料でプレゼントとなる。5GHz帯がないのが惜しいが悪くない内容だ。
ドコモ Home Wi-Fi「WR8166N」
- 無線LAN:IEEE 802.11b/g/n
- 有線LAN:10/100BASE-TX
- 有線LANポート:3つ
- インターフェース:――
- 紹介ページ
ソフトバンクは「Wi-Fiルーター無料提供」として提供される。提供される機種は2.4GHz帯対応のFONルーターのため、通常の無線LANルータとは若干異なる。
FONコミュニティーに参加し、自宅の回線をほかのFONユーザーにも提供する必要があるため、FONの仕組みをよく理解した上で申し込みを検討してほしい。
ソフトバンク Wi-Fiルーター無料提供
「FON2305/FON2405」
- 無線LAN:IEEE 802.11b/g/n(FON2405)
- 有線LAN:10/100BASE-TX
- 有線LANポート:1つ
- インターフェース:――
- 紹介ページ
無線LANルーター交換は
親機設定を継承することがカンタン
さて、無線LANルータを購入するにあたり、躊躇するのがSSIDやパスワードとなるWPAのキーの設定だ。子機がたくさんある場合、設定変更がたいへんと考える人もいるが、親機側の設定を変えてしまうのが正解だ。
従来使っていたものの暗号化設定がWPA2で行なっていれば、SSIDとWPA暗号化キーを従来と同じに揃えれば子機は設定変更なしに使い続けられる。
ただし、今までの暗号化方式が従来のWPAやWEPだった場合は、手間がかかるが新しいルーターの設定に子機を合わせよう。WPAやWEPでは、暗号化としては古く、セキュリティーの観点から使い続けるのは絶対にやめたほうがいい。
また、SSIDが自宅を特定しやすい文字列になっていたり、あまりに単純なWPA暗号化キーを使っていた場合もこの機会に更新することをおすすめしたい。
今後の無線LANルーターはどうなる?
IEEE 802.11nの300Mbps製品が本格的に登場したのが2007年。それから無線LAN製品規格に大きな変化はなかったが、今年、大きくスピードアップした製品が普及しそうな気配がある。
とはいえ、子機側も対応してはじめて高速通信ができるため、対応する子機を持っていなければ、値段のこなれたIEEE 802.11a/b/g/nの300Mbps対応機がお買い得という点でしばらくの間はベストバイだ。
新しい11acのルーターがお買い得になる時期はまだ少し先で、“Draft”の文字が外れ次の新製品が登場する頃と思われる。その中でも最高速度がまちまちである中、低速製品から先にお買い得になると予想する。
ただし、最高433Mbpsの製品は子機によっては11n対応の300Mbps機に速度で負けるため、用途を考えてよく検討したほうがいいだろう。
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