このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

読んだら買いそうになる!? お買い得品発掘情報 第18回

F1.8レンズ装備で2万円台も! 画質重視のコンデジが安いっ!!

2014年01月30日 12時00分更新

文● 正田拓也

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 前回はとにかく安いながらも満足度の高いコンパクトデジタルカメラを選んでみたが、画質にこだわりたいという方へ、評価が高いながらも割安な価格の機種を探してみたいと思う。

 登場から少し登場から時間がたってしまったり、トレンドから少し外れて忘れられてしまった機種もあるが、撮像素子はともかくレンズ性能などはそうそう陳腐化するものではない。スマートフォンでは撮れないようなきれいな写真が撮りたい、という人はチェックしてみてほしい。

F1.8の明るいズームレンズが魅力!
「PENTAX MX-1」

「PENTAX MX-1」

「PENTAX MX-1」

 真鍮ボディーを採用し、登場時には「使い込むとブラックボディーが剥げて真鍮地が見えていい感じになる!」……といううたい文句がなされていた「PENTAX MX-1」。クラシック風の味付けをやり過ぎたためか、登場後はあまり話題にならなかった印象だ。

 しかし、画質という点ではPENTAXのブランドに恥じない本気度が感じられる逸品。絞り開放値F1.8からというズームレンズを採用し、撮影素子も1/1.7型という大きめCMOSセンサーを搭載している。

 レンズのF1.8という絞り値は暗いところでも撮影できるという点や、ボケ具合を強調しやすいなどの利点もあるが、明るいレンズはピント合わせがシビアになったりレンズそのものの欠点が出やすくなる。

 そのため、それを装備していることはカメラやレンズの基本性能が高いということの証明でもある。望遠端は35mmフィルム換算で112mmと控えめということもあり、望遠端でも絞り開放値F2.5と明るい。いたずらに高倍率を狙っていないことも、レンズが画質を追い求めていることがうかがえる。

 そんなPENTAX MX-1の最安価格は3万円前後。年末年始は2万円台の後半まで価格を割り込んでいたが、安売り店での販売が終了するなどやや値上がり傾向にある。画質優先ならぜひゲットしたいデジカメだ。

リコー「PENTAX MX-1」

  • 撮像素子:1/1.7型CMOS
  • 有効撮像素子:1200万画素
  • 光学ズーム:4倍
  • ISO感度:ISO 100~12800
  • 紹介ページ

高級コンパクトが2万円台前半で買えちゃう!
オリンパス「OLYMPUS STYLUS XZ-2」

オリンパス「XZ-2」

オリンパス「XZ-2」

 ミラーレス一眼や高倍率ズーム機で人気のオリンパスだが、ズーム倍率を追求しない高級コンパクト機として「STYLUS X」シリーズがある。ここでは、最新の高倍率ズーム機である「STYLUS 1」と同じ1/1.7型サイズ、1200万画素というセンサーを搭載する「XZ-2」をおすすめしたい。

 レンズは光学4倍(35mmフィルム換算で28-112mm)と高倍率ではないが、絞り解放値は広角端でF1.8、望遠端でF2.5と明るい。実は焦点距離も絞りも前述のPENTAX MX-1とまったく同一で、こちらも光学メーカーであるオリンパス渾身の画質が期待できそう。

 ストロボを内蔵しているが、外部ストロボに対応するアクセサリーシューも装備しており、ほかのアクセサリーと組み合わせて撮影の幅を広げるなど、楽しみ方も多い。

 登場は2012年10月で発売当時は6万円前後の価格だったが、現在では大手カメラ店の通販価格でも2万3000円程度まで落ち込んでいる。

 後から追加されたホワイトモデルもほぼ同じ価格になっているため、真っ白なカメラがほしい人にもおすすめだ。

オリンパス「STYLUS XZ-2」

  • 撮像素子:1/1.7型CMOS
  • 有効撮像素子:1200万画素
  • 光学ズーム:4倍
  • ISO感度:ISO 100~12800
  • 紹介ページ

前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン