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次世代のテレビは白物であるべき、ハイテク化だけが進化ではない

遠藤諭が体験、新型ビエラでのぞく新しいテレビのあり方

2013年04月02日 15時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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声で操作する、画期的な操作感

 VT60/GT60/FT60の3シリーズでは、このマイホームを中心に様々な機能をより手軽に活用できるよう、色々な工夫を取り入れている。それが「タッチパッド+マイク内蔵リモコン」(タッチパッドリモコン)、「ウェブカメラを活用した顔認識」「電子タッチペン(Bluetooth接続)」、専用アプリ(VIERA remote2)をインストールしたスマホ・タブレットの画面をなぞることで「簡単に画像や動画をテレビに転送できる“スワイプ&シェア”表示」などだ。

標準のリモコンとは別に用意されたタッチパッドリモコンは、タッチパッドと声で操作するためのマイクを備える。カラーも含め黒縁のVT60/GT60、銀縁のFT60に合わせたデザインだ。プラズマモデルではBluetooth接続のペン(電子タッチペン)も利用可能。VT60は標準添付(GT60は別売)

 中でも注目したいのが、タッチパッドリモコンを利用した音声認識による操作だ。丸型ですっぽりと手に収まるサイズのシンプルなリモコンだが、これがよく考えられている。

「カレー屋」と検索してみた

 認識精度が高く、ちょっと驚かされるほど自然な感覚で使える。チャンネルの切り替えや音量調整といったテレビの基本操作から、番組表の絞り込み検索、ブラウザー上での検索などほとんどの操作に対応していて、使い方もテレビ視聴中に「8チャンネル」「音量 20」などと指示したり、「タレント名 番組表 検索」などと話しかけるだけとシンプル。

 通常ならリモコンの十字ボタンをずっと押し付けて根気よくスクロールさせ続けなければならない番組表や録画した番組の検索も、日付と時間帯を指示したり、あるいはジャンルを指定するだけでスパっと見たい場所に飛べる点が魅力だ。音声認識には、パナソニックのクラウドサービスを介している。これは日々進化しており、こんな操作もできるのかと、使い込むたびに驚きが増していく。

 音声認識による操作はもちろんネット検索などにも利用可能。検索キーワードの指定はもちろん、画面内に表示されたリンクにもテキストの一部を呼ぶだけで飛べるなど、細かい部分の使い勝手のよさにうならされる。前の画面に戻る操作も「戻る」とひとこと言うだけだ。タッチパッドリモコンであれば、パソコンと同様のカーソル操作もできる。

番組表で音声認識を利用すれば、驚くほど簡単に目的の番組を見つけられる

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