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次世代のテレビは白物であるべき、ハイテク化だけが進化ではない

遠藤諭が体験、新型ビエラでのぞく新しいテレビのあり方

2013年04月02日 15時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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スマートテレビをスマートに使いこなすことの難しさ

 このところ耳にする機会が増えた“スマートテレビ”。ネットワーク接続機能を装備し、放送された番組を視聴するテレビ本来の機能に加え、様々なネットワークサービスの利用やパソコン・スマートフォンをはじめとした多彩な機器との連携が可能になる製品だ。

 しかし話題性の高さに反して、その魅力を体験できているユーザーは驚くほど少ないという事実もある。ここ数年で市場投入された薄型テレビの多くは、標準でネットワーク機能を備えているものの、ケーブルネットワークが発達した米国とは異なり、国内におけるネット接続率は2割ほどにとどまるという調査もある。食わず嫌いという側面もあるかもしれないが、テレビの多機能化になかなか付いてこれないユーザーがいるという現状があるのだ。

 それを象徴するのが「パソコンでできるから」「調べものをするとテレビが観られない」「目的の機能にたどり着けない」「不要な機能が多い」といった声だ。確かにスマートテレビを実際に使用してみると、使い勝手の面で物足りなさを感じるものも少なくない。各種ネットサービスを呼び出すメニューが深い階層に固定されており、複雑な操作が必要だったり、各種機能を利用する際にはオンエア中のテレビ画面が極端に小さくなってしまったり。リモコンを利用したメニュー操作も、文字の入力にはあまり適さない。

広々とした視聴画面でアプリを呼び出せるマイホーム

 パナソニックが4月2日に発表した、新しい“スマートビエラ”は、こうしたスマートテレビの現状に一石を投じる製品となりそうだ。

 プラズマテレビの“VT60”(フル・ブラックパネルIVプラス)と“GT60”(フル・ブラックパネルIV)、液晶テレビの“FT60”(IPS液晶パネル)シリーズを新たに投入。このうちVT60は、すでに1月に米国で開催されたInternational CES 2013でも紹介されたプラズマ上位機。声で操作する画期的なテレビとして注目を集めた。

VT60シリーズの最大サイズ65型の「TH-P65VT60」とFT60シリーズの最大サイズ60型の「TH-L60FT60」

 3シリーズは、2月に発表されたDT60、E60シリーズ(関連記事)と同様に“マイホーム”と呼ばれるカスタマイズ可能なホーム画面を持つ。マイホームは、家族一人ひとりに合ったホーム画面を最大7種類まで登録できる機能だ。

 テレビが全画面表示される「テレビフルスクリーン」、画面分割で裏番組などを同時表示する「テレビのホーム」、天気予報やメモなどを設定できる「くらしのホーム」、ネットのよく見るサイトを一覧表示する「ネットのホーム」の4種類が標準で用意されており、壁紙やテレビ画面の周囲に配置するアプリ(カレンダーやYouTube、Hulu、Skypeなど)、ウェブサイトのブックマークなどを自由に配置できる。

テレビのホーム。録画一覧やアクトビラに加えて、番組表などを一画面にまとめているネットのホーム。ブックマークやSNS、YouTubeなどが配置されている
スマホやタブレットにアプリを追加する感覚で、ビエラに様々な機能を追加できる“ビエラ・コネクト”

 テレビ番組を表示する領域を多く取り、その周囲に利用頻度の高い機能を配置することで、テレビとネット機能をスムーズに使い分けられること。つまりスマートビエラはあくまでもテレビである点にこだわっていることが特徴のひとつとなっている。

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