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パナソニック 有機ELのプレミアムな4Kビエラ「EZ950」シリーズを発表

2017年05月10日 19時00分更新

文● 天野透/ASCII

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 パナソニックは5月10日、有機ELテレビ“4Kビエラ”「EZ950」シリーズを発表した。発売日は6月16日で、市場想定価格は「TH-65EZ950」が86万4000円前後、「TH-55EZ950」が54万円前後。

 4Kの829万画素を個別に制御できる、自発光の有機ELパネルを採用。発光を切ることで真っ黒を表現できるほか、液晶で問題となる明部と暗部が隣り合わせ時の光漏れも発生しない。

 映像処理技術は有機EL向けに「ヘキサクロマドライブPLUS」へ進化。自発光デバイスのプラズマパネル開発で培った画質処理技術を有機EL向けに投入した新映像エンジンを中心とし、高度なガンマ調整とあわせてなめらかな階調を実現し、暗部のノイズや明部の色帯を抑えている。

 「Ultra HD Premium」認証を取得し、HDRは「HDR 10」に対応。その他のHDR規格への対応は検討中。これらに対応するBT.2020での色再現として、業務用マスターモニターにも使われる3D-LUT(ルックアップテーブル)補正を採用。低輝度域から中高輝度域までの忠実な発色を実現したとする。

 色のチューニングには、独自開発の測色ツールを使用。誤差を最小限に抑えるシュミレーションをし、色差「ΔE=0」の色再現性を達成した。

 機能面では、放送や録画番組、VODなどの様々なコンテンツを一覧表示する「アレコレチャンネル」や、ディーガと組み合わせて録画一覧を過去に遡る番組表の形式で表示する「過去未来番組表」を搭載。そのほかネットワーク上のディーガへの番組ダビングや「お部屋ジャンプリンク」「外からどこでもスマホで視聴」に対応する。

 デジタルチューナーは3基搭載で、USBハードディスクをつなげば、番組を視聴しながら、2番組を同時録画できる。3番組同時録画はできない。インターネット動画サービスはNetflix、DAZN、Amazonビデオ、dTV、ビデオパス、YouTube、アクトビラにそれぞれ対応する。

 主な仕様は以下のとおり。

型番 TH-65EZ950 TH-55EZ950
画面サイズ/解像度 65V型/3840×2160ドット 55V型/3840×2160ドット
チューナー数(地デジ/BS,110度CS) 3/3
デジタルCATV
映像技術 ヘキサクロマドライブPLUS
USB HDD録画
音声出力 40W(10W+10W+10W+10W)
スピーカー 4(スコーカー×2,ウーファー×2)
インターフェース HDMI×4、アナログ入力(コンポーネント×1、ステレオ音声×1)、音声出力(光デジタル×1 3.5mmミニ×1)、LAN端子×1(10BASE-T/10BASE-TX)、USB×3、SDカードスロット×1
無線LAN
消費電力 518W 386W
サイズ(スタンド含む) 幅1453×奥行き280×高さ889mm 幅1230×奥行き280×高さ766mm
画面サイズ 幅1428×高さ804mm 幅1210×高さ680mm
重量(スタンド含む) 24kg 18.5kg
付属品 リモコン、単3乾電池(2本)、B-CASカード、クランバー(2個)、スタンド(一式)、転倒防止部品、取扱説明書、保証書

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