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「VAIO Tap 20」のポテンシャルをコミケで試した!

2013年01月27日 16時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax

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抜群に注目された「VAIO Tap 20」さん

 領布物のやり取りは売り子のおねえさまにお任せし、しばらく通り過ぎる人たちの視線をチェックしていた。一様に「何、あれ?」という顔があり、興味を持った人がVAIO Tap 20にタッチしにくるといった流れが多かった。

VAIO Tap 20とおねえさまの相乗効果で見てもらう作戦である

 なかにはタッチして操作しても、VAIO Tap 20自体がWindowsマシンだと気が付かない方がおり、この辺りはVAIO Tap 20のデザインの賜物といったところか。「本体はどこにあるのか?」と質問され、まじめにVAIO Tap 20について解説することもあった。なお筆者サークルが配置されていたのは、3日目のパ23b。ジャンルとしては評論・情報だ。

フリックして見てね〜という感じにしていたが、デカすぎるからかタブレットとして認識されていないケースもあった。また、ディスプレーに付いた指紋は適宜拭いていたのだが、実際に触れる方が多くて間に合わず、途中から諦めていた。この辺りの解決は当分先だろうか

 巨大ポスターほどではないが、視線を集めやすいのは、やはり20型という大きさにあるだろう。コミケの場合、ノートPC/タブレット端末を利用したデジタルサイネージは、同人ソフトやデジタル(その他)、コスプレといったジャンルのブースではすでに一般的だ。そのため、筆者のほかにもVAIO Tap 20を導入している猛者がいるかと思い見て回ったが、筆者がチェックした範囲では見受けられなかった。

 今回確認できた中で、もっともサイズが大きかったのは15.6型のノートだ。そのほかでは10型前後のタブレットが多かった。いずれにせよ、会場で目立つという点でVAIO Tap 20の敵ではない。前述したように、バッテリー駆動時間の問題を解決できるのであれば、アピール手段としてのVAIO Tap 20は大いにアリだ。約3m離れた先から視線を集められるのは、コミケのような即売会だけでなく、イベント用ディスプレーとしても抜群に効果的だ。

実際の駆動時間はバッテリー1本あたり約3時間
バッテリーの交換しやすさも強み

 バッテリーについては、今回はリムジンでのクルーズ中に少し使用していたため、1本目の駆動時間は2時間40分だった。VAIO Tap 20は背面のカバーを外すとバッテリーが換装できるため、イベント中でも手早く交換できるのも強み。2本目のバッテリーは3時間15分動作したため、スライドショー機能に特化して展示するだけなら、バッテリー2本あれば、6時間近い動作を期待できることになる。もちろん、輝度は最低なので、少し明るくした場合は、5時間前半になるだろうか。

バッテリー残量が少ないとのメッセージを無視して、限界まで表示させていた。残り10%から妙にしぶといのは、Windows 8側の電源管理がうまいからか

バッテリーの交換は背面のVAIOロゴ付きカバーを外すところからスタート

ノートPCと同タイプのバッテリーが顔を出すので、セーフティを外して換装するだけだ。所用時間は1分ほど

バッテリー2本を使い切ったところ。1本目は移動中に使っていたのもあり、2時間40分。2本目は3時間15分だった。ほぼカタログスペック通りの駆動時間が出たのでよしとしたい

バッテリーがなくなっても展示に使えるサイズのVAIO Tap 20。写真のように見本誌を貼り付けて、ブックスタンドにもできる

気合いで持ち歩こう!!
デジタルサイネージとして十分に使えるVAIO Tap 20

 VAIO Tap 20は、ソニーサイトやCMを見るに家庭内運用を紹介しているのだが、デジタルサイネージのようなシーンでも十分に使える存在だというのは、理解していただけたと思う。

 重量約5.2kgで運搬時に収納できるカバンが必要だったり、バッテリー駆動時間がネックだったりするが、小規模のイベントでは十分使えるだけでなく、打ち合わせなどの情報シェアがしやすい。電源確保ができる発表会であれば、9型前後のタブレットよりも請求力は圧倒的に高くなる。そんなVAIO Tap 20の魅力は、雄々しく気合いで持ち歩くことでたっぷりと体験できるだろう。

書いた人――林祐樹

フリーランスの編集・ライター、どきどきフォトグラファー。
今年もエンタメ&ストロングスタイルでがんばりたいと思います、まる

主なスペック
製品名 VAIO Tap 20
型番 SVJ2021AJ
直販価格 7万9800円から(ソニーストア価格/2013年1月26日現在)
CPU Intel Core i3-3217U(1.8GHz)、Intel Core i5-3317U(1.7GHz)、Intel Core i7-3517U(1.9GHz)/3667U(2GHz)
チップセット Mobile Intel HM76 Express
メインメモリー 2/4/6/8GB PC3L-12800 DDR3L
ディスプレー(最大解像度) 20型ワイド(1600×900ドット)、静電式タッチパネル、LEDバックライト
グラフィックス機能 Intel HD Graphics 4000(CPU内蔵)、モバイルブラビアエンジン2
ストレージ 約500/750GB/約1TB HDD、約256/512GB SSD
光学式ドライブ 外付けBDXL対応Blu-ray Discドライブ/外付けDVDスーパーマルチドライブ/なし
通信機能 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n)
インターフェース USB 3.0端子×2、Bluetooth 4.0+HS、NFC機能、131万画素ウェブカメラ(フロント)
センサー 加速度、ジャイロ、地磁気
カードスロット メモリースティック Duo/SDメモリーカードスロット(SDHC/SDXC/UHS対応)
テレビ機能
サウンド機能 ステレオスピーカー+サブウーファー、モノラルマイク、ヘッドホン端子、マイク端子、Dolby Home Theater v4
本体サイズ/重量 最小傾斜時:約幅504×奥行き187×高さ304mm、最大傾斜時:約幅504×奥行き312×高さ45mm/約5.2kg
バッテリー駆動時間 約3.5時間
OS Windows 8/Pro(すべて64bit)
ソニーストア

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