「VAIO Tap 20」をブースのテーブルに設置
では、ほどよく脱線した感もあるが、本題であるコミケやフリマといったイベント会場でのサイネージ運用の様子を見ていこう。コミケの場合、サークルスペースは合体申し込みでない限り幅約90cmと限られ、テーブルを利用するためVAIO Tap 20の転落を防ぐ手立ても必要だ。また今回はスライドショー機能を利用した展示ではなく、画面に触れてもらい、フリックしながら見本誌として見てもらおうと思っていたので、操作時の安定性も考慮する必要があった。
今回はクロスを用意し、クロスの裏側に滑り止めテープを貼って第一の安定性を確保。次にVAIO Tap 20設置場所にも滑り止めテープを貼った。VAIO Tap 20の角度は浅めに設定。思いっきり立てるのもアリかと思ったが、触れたはずみで転落するのが怖かったためだ。テーブルがなく地面に物を広げる……よくあるフリマ形式の場合は、もっとVAIO Tap 20を寝かせてしまっていいだろう。
電源確保が難しい場所は、予備バッテリーが必須
VAIO Tap 20のバッテリー駆動時間は最大で約3.5時間。予備のバッテリーとしてリチャージャブルバッテリーパック「VGP-BPS21A」(ソニーストア価格は1万9800円)を1本用意しておいた。またOS側の設定は、輝度を最低にし、電源プランは省電力を選択。
ただし、常時画面を見せておく必要があったため、スリープとディスプレーの電源オフは適応しないを選択した。イベント開始前のイメージでは、3時間近く動作してくれればいいという判断だった。輝度を高めにしてよく見えるようにしたかったのだが……このあたりは後継機に期待したいところだ。