このページの本文へ

前へ 1 2 3 次へ

塩田紳二のWindows 8 IN-N-OUT 第30回

Windows 8をマウスで使いやすくするレジストリの小技

2012年12月20日 12時00分更新

文● 塩田紳二

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 コンソールコマンドから作られたショートカットの見た目は、コマンドプロンプトの標準アイコンになってしまう。そこで他のアイコンと区別がつけやすいアイコンに変更しておくと、間違って実行させることを防げるだろう。

 またこうしたショートカットをタスクバーに配置したければ、いったんデスクトップなどでショートカットを作成してから、完成後に右クリックメニューから「タスクバーにピン留め」を行なう。「スタートにピン留め」でスタート画面に置くことも可能だ。

 shutdownコマンドの主なオプションを表で掲載しておく。基本的に、設定チャームの電源ボタンアイコンから可能なものは、すべてshutdownコマンドで実行可能である。タブレットなどでは、スタート画面にハイバネーションや電源オフのショートカットアイコンを配置しておくと、便利かもしれない。

shutdownコマンドの主なオプション
オプション 動作
/? コマンドのヘルプ
/s シャットダウン
/r 再起動
/h 休止状態(ハイバネーション)
/p 強制電源オフ
/l ログオフ
/f 強制実行
/t n n秒後に実行
/o 詳細ブートオプション
(/rと併用する必要あり)

 また、コマンドをレジストリに登録することで、デスクトップを右クリックして表示されるコンテキストメニューに、再起動コマンドを追加することも可能だ。

  • HKEY_CLASSES_ROOT¥Directory¥Background¥shell

レジストリエディタで「HKEY_CLASSES_ROOT¥Directory¥Background¥shell」を開き、新たにキーを作成してコマンドを登録

 「shell」キーの下に、新しく「shutdown」キーを作り、この既定値に「再起動」というラベル(メニューの表示項目になる)を付ける。次にshutdownキーの下に「command」というキーを作成し、その既定値に以下の文字列(実行するコマンド)を定義する。

  • shutdown.exe /r /t 0

 再起動すると、デスクトップの何もないところで右クリックメニューに「再起動」という項目が表示されるようになり、これを使って再起動が可能になる。

再起動後、デスクトップの何もないところで右クリックメニューを開くと「再起動」の項目が表示されるようになる

前へ 1 2 3 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン