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塩田紳二のWindows 8 IN-N-OUT 第27回

Windows 8が使いにくい? マウスを変えると印象も変わる

2012年11月30日 12時00分更新

文● 塩田紳二

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 「Windows 8の新しいユーザーインターフェースに慣れない」という話は少なくないようだ。新規にタッチパネル搭載パソコンを買ったのならともかく、従来のデスクトップPCやノートPCにWindows 8を入れてみたが、「(チャームやアプリ切り替えでの)マウスポインターをコーナーに置く操作が面倒だ」という声も耳にする。

 しかしマウスを変えたり、適切に設定することにより、Windows 8の操作感は変わってくる。特にデスクトップに1クリックで切り替えできるようになると、マウスでWindows 8を使うユーザーはかなり便利になる。チャームバーの表示やタスク切り替えもマウスでできるようになるため、マウスを角に動かすことなく、操作が簡単になるのだ。

 今回は、Windows 8以前に出荷された普通のマウスと、Windows 8用に開発されたマウスの2種類で使いやすくなる設定をためしてみた。

従来のマウスで
Windows 8を快適に使う方法

 まずは、特にWindows 8を意識していない従来のマウスを使って、新しいユーザーインターフェースに対応する方法を考えてみることにしよう。基本的な考え方は、マウスボタンにWindows 8の新しいユーザーインターフェース(以下モダンUI)用の機能を割り当てることで、いちいちマウスポインターを四隅に持っていかなくとも機能を実行できるようにすることだ。ボタンが2つしかないマウスだと、割り当てるための空きボタンがないのでどうしようもない。

 最近の市販されるマウスの多くは、「進む」「戻る」などのボタンが装備されていることが多い。ホイールを持つ製品では、ホイール自体がボタン(中央ボタン)になっている。なおボタンへの機能の割り当ては、原則としてマウスに付属のユーティリティーが必要になる。そのため、ユーティリティーなしで販売されているマウスでは、基本的に機能割り当てはできない。

 ではどうやって、マウスにWindows 8の機能を割り当てるのかというと、割り当てが一新された「Windowsロゴキー」(以下Winキー)を使う、キーボードショートカットを使う。Windows 8では、このキーを単独で押すとホーム画面と、直前まで利用していたアプリに交互に移動する。このWinキーを押しながら文字キーなどを押すことで、さまざまな機能がキーボードから利用できる。筆者の場合、使用頻度が高いWindows 8の操作は以下のとおり(関連記事)。

ホーム画面への移動 Win
チャームバーの表示 Win+C
次のタスクへ切り替え Win+Ctrl+Back Space
デスクトップへの切り替え Win+D(デスクトップの表示)、またはWin+B(通知領域アイコンの選択)
最近使ったアプリの一覧 Win+Tab

 「Win+Ctrl+Back Space」は、左端からのエッジスワイプ動作と同じく、次のアプリに切り替える機能だ。似たような動作として「Win+Tab」があるが、こちらは画面左に「最近使ったアプリの一覧」を表示する。表示した状態でキーを離すと、一覧の先頭にあるアプリが自動的に選択される。

 「Win+D」や「Win+B」は、本来デスクトップ上で動作する機能なのだが、モダンUI上で使うとデスクトップに戻るので、実質的にデスクトップへの切り替えとして利用できる。

 チャームバーの表示は「Win+C」(Charmの「C」と覚える)だ。その他にも「Win+Q」で「検索」チャーム、「Win+I」で「設定」チャーム、「Win+H」で「共有」チャーム、「Win+K」で「デバイス」チャームという操作の組み合わせもある。

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