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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第282回

ニコン「D600」とスマホアプリで撮る膝の上の猫

2012年12月07日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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膝猫を撮るときはデジカメ+スマホが便利!?

 膝猫を撮るのが難しいのは「誰かの膝に乗ってて」くれないと撮れないからである。一部の自分撮り対応デジカメを除けば、自分で撮るときえらく苦労する。

 膝に猫が乗ったら、カメラを用意して、腕をぐいっと伸ばしてこっちを向けて「だいたいこの辺かな」と勘で撮り、画面で確認して……ってのがもう大変。

レンズを広角側にして自分撮り。方向は勘で。「ピクチャーエフェクト」(特殊効果)をかけたのでちょっと派手な感じになっております(2011年10月 ソニー NEX-5N)

レンズを広角側にして自分撮り。方向は勘で。「ピクチャーエフェクト」(特殊効果)をかけたのでちょっと派手な感じになっております(2011年10月 ソニー NEX-5N)

 そこで、自宅でひとりで膝猫を撮ろうと画策してみた。

画面は「Xperia VL」。AndroidでもiPhoneでも動作するが、今回はたまたま近くにあったAndroidスマホを使ってみた。なんか不審なものを感じたのか、かふかは逃げ腰

画面は「Xperia VL」。AndroidでもiPhoneでも動作するが、今回はたまたま近くにあったAndroidスマホを使ってみた。なんか不審なものを感じたのか、かふかは逃げ腰

 最近はWi-Fiを使ってスマホをリモコンにして撮れるカメラがあるのだ。うちのD600もその一つ。別売りのWi-Fiユニットを装着すればスマホで画面を見ながらリモートで撮れるのである。

 これを使えば何とかなるかも。

 うちの「かふか」はソファーで座っていると膝に乗ってきてくれるので、三脚に載せたカメラをソファーに向けて設置し、スマホと接続してかふかを呼ぶと、とことことやってきて膝にぴょん。

 こんな感じでスマホの画面でモニタリングできるのだ。

 カメラが捉えた画像をほぼリアルタイムで見ながら、タップしたところにピントを合わせてくれるのである。

 あとは撮影ボタンをタップして撮るだけ。撮ってたら、シャッター音が気になったのか、カメラ目線をしてくれたのでそのスキに。

 Wi-Fi機能ってのもなかなか面白いですな。カメラのWi-Fiって撮った写真をスマホに転送するためにあるのが一般的だけど、このように「モニター付ワイヤレスリモコン」として使うのも楽しいのだ。いろんなデジカメが対応してくれるとよいね。

顔の前に持っているのがスマホ。実際に画面を見ながら撮れるのがなかなか面白い。ソファーでくつろいでる姿をこっそり撮るとか。かふかが「ありゃなんだ?」って顔でカメラを見てるのがおかしい(2012年12月 ニコン D600)

顔の前に持っているのがスマホ。実際に画面を見ながら撮れるのがなかなか面白い。ソファーでくつろいでる姿をこっそり撮るとか。かふかが「ありゃなんだ?」って顔でカメラを見てるのがおかしい(2012年12月 ニコン D600)

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筆者紹介─荻窪圭


著者近影 荻窪圭

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイ ン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩で、天気がいい日は自転車で都内を走りながらネコを探す日々。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』(ソフトバンク新書)。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/


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