Core i7搭載で最薄の合体ノート「TransBook」
クラムシェル型ノートが、コストパフォーマンス重視の「VivoBook」とプレミアムな「ZENBOOK」に分かれているのと同様に、キーボードドックと合体するタブレット型パソコンも、コストパフォーマンス重視の「VivoTab」とプレミアムなデザインや機能を備える「TransBook」に分かれるようだ。
発表会で参考出品されたTransBookシリーズは、Core i7搭載機としては最薄を誇るWindows 8搭載合体ノート「TransBook TX300」。タブレット型の本体に、ZENBOOKのボディーのようなくさび形形状のキーボードドックが合体する。実際に合体状態を見ていると、ZENBOOKにしか見えない。CEOのシー氏も、「理想の相棒」と呼んでいる自慢の製品ようだ。重さはややZENBOOKより重いかなという程度で、日本での発売が待ち遠しい。
コストパフォーマンス重視の「VivoTab」にも、プレミアムなデザインを備えた製品が用意されるようだ。会場に参考出品されていたのは、「VivoTab Smart ME400」。残念ながら動作しない展示機しかなかったが、薄型のタブレット本体と、タブレットに磁石で張り付くキーボード付きカバー「マグネティックスマートカバー」がセットになった製品だ。
単刀直入に言えば、VivoTab Smartはマイクロソフトの「Surface」対抗機という位置付けの製品と思われる。ただしSurface(のWindows RT版)と大きく違うのは、VivoTab SmartがCPUに「Atom Z2760」(コード名Clover Trail)を採用する点だ。スペック的には「VivoTab TF810C」と同クラスとのこと。従来型のWindowsアプリも動作する点は、Surfaceに対する大きな利点となるだろう。こちらも日本での発売を期待したい。