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謎だらけのUSBメモリー型Android端末にニューモデル登場

2012年11月09日 11時30分更新

文● 絵踏 一

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 USBメモリータイプのAndroid端末に久々の新モデル「NC-812-16A」が登場した。進化した周辺機能を持ちながら、ノーブランド扱いの製品らしく正体不明というキワモノ的な側面も特徴のひとつ。三月兎2号店など三月兎各店と、SOUTHTOWN437にて販売中だ。

USBメモリーサイズの手のりAndroid端末に新モデルが登場。ノーブランドらしく、潔い白箱に身を包んだ「NC-812-16A」の販売が各店で始まっている

パッと見は映像出力用のHDMI端子と、入力デバイス用のUSB端子を備えるおなじみの仕様。ところが、この製品には新たに珍しいギミックが搭載された

 ポケットに入るコンパクトなAndroid端末のニューカマーが、またもやアキバにやってきた。HDMI端子を搭載する直挿しタイプで、反対側に入力デバイスを接続するUSBポートを装備するというおなじみの仕様だ。ただし、今回の製品は昨今のUSBメモリーよろしく、端子が収納式。使用時にスライドバーで引き出す仕組みで、なんとそれに合わせてWi-Fiアンテナがせり上がるというギミックまで搭載されている。

 電源はこれまたおなじみのUSB給電だが、使用するmicroUSB端子はスライドバーを引き出した“アクティブ”の状態になった時に開口部に顔を出す仕組み。フレームには放熱用と思しきスリットが無数に開けられており、連続動作にも配慮されている。反対側の側面にはmicroSDスロットも備え、外部ストレージの使用にも対応している。

本体上部のスライドバーを操作すると、USBメモリーのように収納されたHDMI端子が顔を出す仕組み。と、同時になにやら砲身のようにせり上がるのはWi-Fiアンテナだ

普段は隠れている給電用のmicroUSB端子も“アクティブ”状態になれば接続可能に。逆に入力デバイス用のUSB端子は筐体内に引きこまれているため、接続デバイスによっては延長ケーブルが必要になるかも

 ちなみに、パッケージには簡単なセットアップ方法を記したペーパー以外はマニュアルらしきものが付属せず、詳細なスペックは一切不明。ただし販売するSOUTHTOWN437では、「おそらくコレではないかという情報を海外サイトで見つけた」という参考スペックを提示している。それによれば、CPUはCortex-A8 1GHz、メモリー1GB、ストレージ8GB。通信機能はIEEE 802.11b/g/nの無線LANに対応するという。

 いささか初心者向けと言うには厳しいアイテムではあるものの、Wi-Fiアンテナの感度など新機能に興味のある猛者にはぜひとも試していただきたい。三月兎2号店、SOUTHTOWN437にてそれぞれ6980円で販売中だ。

コンパクトな端末に必須といえる外部ストレージへの対応もバッチリ。放熱用なのか、フレーム全体には無数のスリットが開けられている

【取材協力】

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