リアカバーは市販品に交換
記者はガラケーの時代から、携帯電話機は腰のベルトに付けたベルトポーチ内に入れて持ち歩いている(ジャケットの胸ポケットに入れておいたら、走った時に飛び出してクラッシュしたことがあってな……)。GALAXY S IIIも同様に、ぴったりフィットサイズのベルトポーチを購入し、それに入れて持ち歩いているのだが、気になったのがリアカバーがツルツルで、ポーチから取り出す際に取り落としそうなことだ。
そこでヨドバシアキバにて適当なケースを物色したのだが、ベルトポーチがぴったりサイズすぎて、ケースを付けるとGALAXY S IIIを収納するのが難しいことが発覚した! その代わりというわけではないが、GALAXY S IIIはGALAXY Noteと同様に、リアカバーだけを市販品と交換できる。全体を包むケースのようなボディー保護の役目は果たせないが、適度な摩擦感のある市販品と交換すれば、取り落とす心配は減るだろうというわけだ。
豊富な製品がそろっているケースに比べると、リアカバーはかなりマイナージャンルなので、ヨドバシアキバですら数は少ない(最近では展示すらない)。結局ANYMODEの「ファッションカバー」を購入して使っているが、できれば日本でもいろいろな製品が登場してほしいものである。近々韓国に行く機会もあるので、現地で調達することも考えている。
ウェブブラウザーはパソコンと同じFirefox
iOSに対するAndroidの利点のひとつが、ウェブブラウザーにOS標準以外のレンダリングエンジンを使えること。有り体に言えば、ウェブブラウザーの選択肢が自由である点だ。
Android標準ブラウザーの出来は悪くないし、Chromeもリリースされたが、記者はパソコンとのブックマーク共用を考慮して、GALAXY S IIIではAndroid版「Firefox」を使っている。正直に言えば、パソコンでFirefoxを使い続けているのは、ChromeやInternet Explorerでは代替できない一部の、しかし記者にとっては使用感を大きく左右する仕様※1があるためだけだ。パソコンのFirefoxとブックマークを共通化しようと考えると、他のアプリやサービス(一時期はXmarks Premiumを使っていた)を使うよりも、AndroidでもFirefox使ってSync機能でブックマークを同期させればいいじゃない、というわけだ。
※1 Chromeではブックマークからリンクを開く際に、左クリック1回だけで「新規タブで開く」ができない。マウスホイールクリックはほかのアプリで使っているため、代用にならない。
Twitterクライアントは定番の「twicca」を常用している。Facebookクライアントは公式クライアントのままだが、回線状況のいい環境にいる際には、TwitterやFacebookはまとめて「Flipboard」で見ることも多い。FlipboardはiPadのように、画面の広いタブレットによる雑誌風のレイアウトで見た方が楽しいアプリだが、特にGALAXY S IIIは4.8型と広いディスプレーを備えるので、写真付きツイートを見栄えよく表示できる。
おサイフケータイ対応でモバイルSuicaやEdyを使えるようになったのはありがたい。通勤の定期券はもちろん、コンビニでの買い物から飲料の自動販売機まで、SuicaとEdyがないと生活が成り立たないほどだ。カードタイプのオートチャージである程度代用できなくもないが、やはり通信経由で任意のタイミングと金額でチャージできる方が、利便性は高い。「サイフを忘れてファミレスに食べに行き、慌ててその場で携帯電話にチャージして支払い」なんて使い方は、カードやiPhoneではできない芸当だ。GALAXY S IIIがおサイフケータイに対応してくれたことは大歓迎したい。