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使って見えた ドコモのLTE対応スマホ「GALAXY S III」の快適さ

2012年09月20日 12時00分更新

文● 小西利明/ASCII.jp編集部

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 6月末に「GALAXY S III」が発売されて、そろそろ3ヵ月が経とうとしている。記者がGALAXY S IIIを購入したのはちょっと遅めで、ちょうど2ヵ月前の7月18日だった。それ以降、毎日携帯して使い続けて60日がすぎた。今ではすっかりなくてはならないスマートフォンとなっている。

 実のところGALAXY S IIIを使い始めるまでは、かなりAndroidスマートフォンに嫌気がさしていた。それ以前に使っていたスマートフォンが、動作が不安定で非常にストレスの溜まる製品だったからだ。なにせ「ふと見ると勝手に再起動している」ということが2日に1回以上のペースで発生していたので、安心して使っていられなかったからだ。モバイルSuicaとEdyアプリは生活の中で欠かせないアプリとなっているので、おサイフケータイ機能のあるスマートフォンは必須なのだが、それにしても不安定では困る。

 話はさかのぼるが、今年の1月にジャーナリストの本田雅一氏との食事中にスマートフォンの話題になった時に、「電子マネーの決済はオートチャージ付きのSuicaに一本化して、iPhoneを使った方が快適じゃないの?」とアドバイスされた。「それもそうですね……」と、一時は真剣にiPhoneへの出戻りを考えたほどだ。以前はiPhone 3GSを使っていたので、iPhoneの方がアプリケーションプラットフォームとして充実しているのはよく理解している。

 しかしGALAXY S IIIを使い始めて、iPhoneへの出戻りは考えから消えた(iPhone 5やWindows Phone 8にも興味はありますがね)。GALAXY S IIIの何がそれだけ快適なのかを、徒然と書いてみたい。

抜群の快適さと安定感!

 まずGALAXY S IIIは速い。速いというか快適だ。アプリの起動や操作に対するレスポンスは機敏で、もたもたした印象を受けない。Xi対応端末なので、対応エリアならウェブブラウザーの表示も速い。Xiの対応エリアはまだまだ十分とは言えないが、例えば都内JR駅周辺はエリアであることが多いし、エリア内なら抜群に速い。記者の自宅もエリア内なので、大きなファイルのダウンロード時以外なら、自宅の無線LANにつなげなくてもいいんじゃないかと思うこともある。

 以前に使っていた端末が不安定だったせいもあるが、GALAXY S IIIは動作も非常に安定している。使っているAndroidアプリは旧製品と同じなのでこの安定感の差は、Android OSのバージョンの違いのほかに、メインメモリーが2GBと多めな点が、動作の安定感につながっているのではないかと思われる。NTTドコモの2012年夏モデルでも、メモリー2GB搭載はGALAXY S IIIくらいなもので、ここは大きなアドバンテージである。

記者のGALAXY S IIIのホーム画面。中央がホームボタンを押した時の画面で、左には使用頻度が低めのアイコンを配置。右にはガジェット類を並べている。アプリは必要なものを厳選しているので、数はそれほど多くない

 GALAXY S IIIを早い時期に入手した方からは、「バッテリーもたねー」といった声も聞いていたのだが、60日間使ってみた感想としては、「まる1日なら十分もつ」といったところだ。使う頻度やアプリによって変わるのは当然だが、仕事中はほとんど触っておらず、通勤中や移動中、食事中といった「パソコンの前にいない時間」に使う程度だと、朝充電器から外して、夜寝るまでにバッテリーが持たなかったということはない。

 もちろん、「GPSやBluetoothは必要な時以外オフ」「無線LANも使わないときはオフ」といった運用上の工夫はしているし、これはパソコンでも同じようなものだが、不必要なアプリはタスクマネージャーから適宜終了しているおかげもあるだろう。

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