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業界人の《ことば》から 第8回

日本IBMマーティン・イェッター社長:

日本のCEOが欲しいのは、チャンピオンズリーグで戦えるチーム

2012年09月25日 09時00分更新

文● 大河原克行

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日本らしい企業体質が変わりつつあるIBM

 日本IBMの組織改革は、かなり大胆に進行している。過去10年において右肩あがりで成長を続けるグローバルのIBMの業績に対して、日本IBMは、残念ながら、過去10年に渡り、一度も業績が上向いていない。売上高は半減しているという状況だ。

会見の様子。登壇しているのは皆、外国人である

 その影響を受けて、次期社長候補と目される人物が日本IBMを去るという影響も出ている。

 一方で、これまでは「日本企業といえる文化を持つ企業」とまで表された日本IBMの企業体質は、一気に外資系企業としての風土へと移行しようとしている。9月11日に行われた記者会見でも、登壇者はすべて外国人。資料もすべて英文で配られた。

資料はすべて英文で配られた

 果たして、こうした体制で、日本に根ざした活動ができるのかどうかが心配になる。

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