充実したインターフェイス
前回は、「HP ENVY4-1000」の外観について述べてきた。今回は、インターフェイスなどを中心に本機を詳細に見ていこう。
インターフェイスは側面に集約されていてデザイン面でも貢献している。右側面にはUSB2.0やヘッドフォン、マイク端子が、左側面にはHDMI出力端子、USB3.0×2、2in1メディアスロットのほか、ネットワークポートも用意されている。必要なものは一通りそろっているところはうれしいポイントだ。
キーボードは、アイソレーションキーボードを採用し、キーボードのピッチは約19mmだ。キーストロークは約1.5mmで、押下感もしっかりしている。試しに長時間、文字入力を行なってみたが、特段疲れるという感じはしなかった。
以前ロードテストした「HP ENVY6-1000」と同様、ファンクションキーは、ユーザーがよく使用する機能があらかじめ割り当てられている。たとえば「ヘルプボタン」がF1キー、「液晶輝度DOWNボタン」がF2キー、「液晶輝度UPボタン」がF3キー、「スピーカー音量DOWNボタン」がF9キー、「スピーカー音量UPボタン」がF10キーに割り振られている。通常のファンクションキーとして使用する場合は「fn」キーとの同時押しで有効となる。標準の設定に戻したいときは、BIOS画面で変更が可能だ。
イメージパッド(タッチパッド)の大きさは103×54mm(クリックボタンを含む)。タッチジェスチャーに対応している。その機能の一例を挙げると、「ピボット・ローテーション」は2本指によって画像の回転ができたり、3本指の長押しにより、あらかじめ登録しておいたアプリケーションを起動できる(出荷時の設定はOFF)。使ってみるとかなり便利な機能だと感じた。また、外付けマウスなどを使用する際には、ダブルタップでイメージパッドのON/OFFの切り替えが可能となっている。使用状況により、その都度プロパティを開く手間を省けるのだ。
本機の最大開閉角度は約140度。そしてバッテリーの大きさ約114×43mm。これはコンパクトな部類に入るだろう。重さは392gで、本体と合わせると約2.16kgとなる。決して軽いとはいえないが、持ち運びできないという重さでもない。
HPのシリーズではお馴染みの「Beats Audio」テクノロジーは、本機種にも採用されている。また、自分の好みにあわせてイコライジングできるので、クオリティの高いサウンドをノートPCで体感できる。特に重低音の広がりは感動を覚えるほど。
バッテリーはリチウムイオンポリマーバッテリーを採用しており、約7時間30分(公称)の駆動時間を実現。しかし、「ENVY6-1000」に比べて、サイズダウンされた分、バッテリー搭載容量の関係で駆動時間も若干短くなっている。それでも十分な駆動時間を確保しているといえるだろう。
次回は、本体内部の性能について深く見ていくことにする。
この連載の記事
-
第4回
デジタル
落下時もデータ保護!至れり尽くせりのUltrabook「HP ENVY4-1000」 -
第3回
デジタル
SSDによる高速化とピークシフトの省電力がうれしい「HP ENVY4-1000」 -
第1回
デジタル
デザインセンス溢れるツートンカラーボディのUltrabook「HP ENVY4-1000」 - この連載の一覧へ