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世界タイトルにもっとも近い? 第2回「天下一大富豪大会」レポ

2012年08月15日 12時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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前回のファイナリストが全滅
そして新たな世界チャンピオンが!

 準々決勝の「LAST32」になり、ここで前回のファイナリスト4名がシードとして参加した。第1回の優勝者である平松さんを始め、能田さん、大林さん、小出さんが元日本テレビプレゼンター小倉淳氏の入場アナウンスとともに会場に入場。各テーブルに着き、32名の戦いが始まった。「LAST32」では上位2名が準決勝の「LAST16」に進むことができる。

前回のファイナリストも準々決勝の「LAST32」から参加する。ファイナリスト3人がいたのでポーズをとってもらった。笑顔の奥には「今回は絶対に負けない!」という静かなる闘志を燃やしている(ハズ)

前回優勝者の平松さん。前回は圧倒的だったが、今回はどのような展開になるのだろうか

 試合前、前回優勝した平松さんは「メンツもあるので、『LAST16』まではいきたい。相手の性格とか切り方を見極めるのに1時間は少ない。運もあるので、3時間ほどあれば実力が出るのですけど」と語っていたが、その心配が的中。前回の優勝者である平松さんとファイナリストの能田さんが早くも準々決勝で消えてしまった。

まさかの番狂わせで前回優勝者が負けてしまった。プレゼンターの小倉淳氏は何が敗因だったのかということを聞いている

 準決勝の「LAST16」に駒を進めた前回のファイナリストである大林さん、小出さんであるが、健闘むなしく負けてしまう。ここでシード選手が全滅という事態になった。決勝の「FINAL4」に進んだのは、高下さん、谷田さん、及川さん、倉石さんの4名だ。

左上から時計回り順に倉石さん、谷田さん、及川さん、高下さん

 決勝戦になり「優勝したらその賞金を、就職活動で親から借りたお金の返済に使いたい」と語っていた高下さんがダントツの強さを見せる。連続で大富豪となり、プレゼンターの小倉淳氏に「おっと、また高下だぁ! 誰がこの勢いを止めるのか!」と言わしめるほど。途中「都落ち」になってしまい勢いが削がれるが、それでも前半に稼いだポイントを守り抜き、2位に大差をつける13ポイントを獲得し、第2回の優勝者となった。

第2回の世界王者である高下さんは現在社会人1年目のようだ。賞金30万円は就職活動に使った親から借りたお金の返済に充てるという

 日本大富豪連盟の代表理事をつとめる立入勝義氏によれば、今回はTVカメラが入ることになり、予算の関係上、急遽会場を小さいものに変更したという。「参加の規模も前回の3倍にも4倍にもなって、TVカメラも入るということで緊張を持って準備をしてきたのですが、おかげさまでレベルの高い試合を提供できたとうれしく思っています」と語る。大富豪関連では、現在監修している大富豪アプリもあるというが、登場時期はまだ未定。立入氏は「バーチャル(アプリ)とリアルの大会を融合して、老若男女が楽しみながら腕を競える世界で一番大きなカードゲーム競技大会にすることを目標にしています」という。次回の大会は12月下旬を予定。300名規模で考えているというので、参加を希望する人は「日本大富豪連盟」の公式サイトを随時チェックしておこう。

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