月刊アスキー 2008年1月号掲載記事
2007年に倍増!中国富豪No1の資産額
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| この3年間で金持ちの資産額は急上昇した。中国人の平均所得が、この数年であまり変化がないのとは対照的だ。 |
フォーブス誌(アジア版)が中国の金持ちランキングベスト40を、また中国の胡潤誌が同じく金持ちランキングを発表した。
フォーブスの栄えある1位は26歳の若き不動産女王の揚恵妍さん。揚恵妍さんは広東省に根ざしている不動産業「碧桂園」の執行役員を務めている。その資産額は160億ドル。日本円にして約2兆円なのだからスケールにただ脱帽するばかり。ちなみに氏は中国一の金持ちではあるが、中国の百度で画像検索をかけてみると意外といっては失礼だけど、着飾らない氏の写真がたくさん出てくる。
4位までは不動産または不動産絡みの企業が並び、ベスト40を見てもそのほとんどが不動産で占められている。住宅バブルと言われている中国らしい現象といえる。
不動産以外で目立つのが、5位の大手電器チェーン店「蘇寧」の張近東氏(40億5000万ドル)。蘇寧と家電販売で一騎打ち状態となっているライバルの「国美電器」黄光裕氏(30億6000万ドル)も10位にランクインしている。
太陽光発電も注目したい。6位に「LDK Solar」彭小峰氏(30億8500万ドル)が、30位に「天威英利」の苗連生氏(10億ドル)がランクイン。中国でも太陽光発電が投資先として注目を浴びていることの証だ。
気になるIT業界はというと、検索の「百度」の李彦宏氏(20億3500万ドル)が21位、オンラインゲームほか医薬や金融の方面にも業務を拡大している「巨人集団」の史玉柱氏(20億2000万ドル)が24位、人気のチャットソフトを提供する「騰訊」の馬化騰氏(10億3600万ドル)が40位にランクインした。史玉柱氏は元々はプログラマであったが、現在は様々な事業を手がけているため、純粋にITで財を得たとはいい難い。とすれば純粋なIT長者は百度の李彦宏氏と騰訊の馬化騰氏だ。この2人の企業が提供する各サービスは中国の若いPCユーザーなら誰もが知っているものだ。
中国富豪ベスト40の業種
![]() | 不動産がダントツ1位で、旧来の製造業が2位に、鉱業が3位となっているあたりに、時代が変わっていることが見て取れる。ITのほか太陽光発電など新時代の業種も少ないながらランクインしている。 |
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中国富豪ベスト40の所在地
![]() | 今や香港よりも本土に金持ちがいる時代なのだ。また、四川省と湖南省を除き皆沿岸部の省に集中しており、沿岸部と内陸部の格差があるのは興味深い。 |
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不動産業に関わる人々が中国屈指の富豪となったのは、単に地価が上がって利益を得ただけでなく、中国内外からの投資により不動産関連の株が急上昇しているのも一因だ。胡潤誌では800位まで紹介しているが、800位の資産でもおよそ120億円にもなる。
資産家が次々と生まれる一方、中国の掲示板ではこのトピックが大変な話題となっており、僻みのようなコメントがそれを埋め尽くしている。インターネット利用者の多くが生活すらままならない収入しか得ていない。多くの人の収入は1万~3万円程度なのだ。中国における、日本どころではない貧富の差がこのトピックひとつとっても垣間見ることができる。















