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x86サーバーと同等の低価格をLinux専用にすることで実現

130万円台から提供!Linux専用POWER7サーバー登場

2012年04月26日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 日本IBMは、同社のプロセッサー「POWER7」を搭載した「IBM Power Systems」ファミリーにおいて、OSをLinuxに限定することでx86サーバー並みの低価格を実現した「PowerLinux 7R2(以下、PowerLinux)」を発表した。Linuxを始めとしたオープン・ソース・ソフトウェア(OSS)の活用が増え、ミッションクリティカル用途にも進出している現状を踏まえ、高信頼・高性能なOSS向けサーバーとして市場に投入する。

POWER7を2基搭載可能なPowerLinux 7R2

 PowerLinuxはPOWER7(8コア、32スレッド)を2基搭載するラックマウント型サーバー。障害探知機能やエラー訂正機能、スペア部品への切り替えなど業務停止を防ぐPower Systemsの特徴を継承しつつ、x86サーバーより高い信頼性を謳う。また、PowerLinux向け仮想化機能「PowerVM for PowerLinux」は高いセキュリティと物理環境と変わらない性能を誇るという。

 2基のPOWER7により同時64スレッドの処理が実現し、HadoopやPostgreSQLなどでも高い処理能力を実現。ビッグデータやミッションクリティカルな用途でも安心して利用できるという。価格は3.3GHz×2個、32GBメモリのIBM Power 7R2 (8246-L2C) が最小構成135万5700円(税抜)となっている。

 PowerLinuxを活用したOSSソリューションにおいては、ビッグデータ活用、データベースシステム、高速かつ大量データ処理が求められる業種特化型アプリケーションの3分野に注力し、同3分野おけるOSSベンダーとの協業を進めていくとのこと。

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