ソニーから、小型ながら防水・防塵・耐衝撃性を備えたフルHDビデオカメラ「ハンディカム HDR-GW77V」が発表された。5月25日発売予定で、予想実売価格は7万円前後。
同社の小型ビデオカメラというと2008年発表の「HDR-TG1」が有名だが、GW77Vも同様に縦型・片手持ちスタイルで撮影する。GW77Vの本体サイズは幅32.2×奥行き70.2×高さ105.5mmと、HDR-TG1(幅32×奥行き63×高さ119mm)と同等。しかし重量はTG1が約240gだったのに対して、GW77Vは188gとかなり軽量になっている。
水深5mまでの水中撮影に対応しており、画質モードには新たに「水中モード」が加わっている。さらに1.5mの高さからの落下に耐えうる耐衝撃性も備えている。
撮像素子には総画素数543万画素のExmor R CMOSセンサーを採用し、手ブレ補正は光学式のアクティブモードの利用が可能。このあたりはハンディカム中級機である「HDR-CX590V」と同等だ。
ただし、広角側の画角は29.8mmとCX590V(26.8mm)よりも広くなっている。一方で、オート撮影モードの「おまかせオート」で認識できるパターンが99シーン(CX590Vは180シーン)なのと、光学ズームが10倍(同12倍)で内蔵メモリーが16GB(同64GB)という点はスペックダウンとなる。
動画の撮影フォーマットはAVCHD(1080/60p対応)で、内蔵メモリーのほかメモリースティック マイクロ(M2)又はmicroSDカードに保存可能。GPSも内蔵しており、撮影場所をGW77V内蔵の地図に表示することも可能だ。
液晶モニターは3型(92万画素)でタッチパネル式。ただし静電容量方式なので水中でのタッチ操作は行なえない。
バッテリーはサイバーショットなどで使われている「Gバッテリー」(NP-FG1)を採用し、連続撮影時間は90分。なお、バッテリー充電器は付属せず、USBによる本体での充電となる。