たった1台で警備システムを構築できる「ネットキュリーIPカメラ」を紹介
防犯だけに使うのはもったいない（!?）ほどの高機能ウェブカメラ
ネットキュリーIPカメラ（型番：NTI-300 BEST）。価格は4万9800円
「倉庫や駐車場を24時間・365日見張るための防犯設備が欲しい」あるいは「自宅で毎日お留守番しているペットが気になってしょうがない」など、ちょっとした監視カメラの需要は案外多いが、だからといって警備会社と契約する予算はない場合がほとんどだ。
そこで登場するのが、監視映像をネット経由で確認できる、いわゆる“見守りカメラ”。
法人がサービスとして提供する大掛かりなものから、PCとのUSB接続で安価・手軽に使えるウェブカメラセットまで多種多様な製品が発売されているが、今回紹介する「ネットキュリーIPカメラ」は、かなり使いでのある監視・警備システムをたった1台で構築できる高機能な防犯カメラだ。
パン／チルトは当然！ 赤外線LED使用のナイトビューも装備
ネットキュリーIPカメラは5万円弱と社会人のお小遣い程度で変える金額であるにもかかわらず多機能なネットワークカメラである。例えば、留守中にペットを監視したいとき、照明のない部屋では動作しないというのでは意味がない。コンパクトなサイズでありながら、ナイトビュー機能も備えるなど中々の充実振りだ。
まずはハードウェアを見ていこう。台座の上に単焦点30万画素カメラが搭載されており、カメラ部分は水平方向に350度、垂直方向に135度回転する。台座の背面には有線LANポートおよび無線LANアンテナを装備。なお、無線LANが使える環境でも初期設定時には必ず有線で接続する必要がある。
レンズは上下135度（真上から水平より下45度）にチルトする。背面には無線LANアンテナを装備
無線LANアンテナは取り外し可能。有線LANポートの横にはオーディオ入出力とセンサーターミナルを装備
レンズ周囲には計8個の赤外線LEDライトが配置されており、暗所撮影も可能なほか、背面のオーディオ入出力端子にマイク／スピーカーを接続しておけば、ネット経由で音声のモニタリングや話しかけも可能となる（双方向音声はPC操作の場合のみ）。
有線LANが必要なのは設定時のみ。そのためか、付属するLANケーブルは1.2m程度とやや短め。一方、ACアダプターのケーブルは2m強となっている
そのまま置いても使えないことはないが（一応ゴム足がある）、付属の透明プラスチック板を木ネジで壁や天井に固定し、本体底面をはめ込んで設置するのがベターだろう。なお、天井に取り付けたときは画像が上下逆になるが、ブラウザー画面側で反転可能
