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作品データが売れる「Gumroad」、プロ作家から見たらどうなんだ

2012年02月25日 12時00分更新

文● 四本淑三  語り● 寺田克也(イラストレーター)

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 「turntable.fm」や「Pinterest」を手がけた、弱冠19歳のSahil Lavingia(サヒール・ラヴィンギア)が立ち上げた「Gumroad」が注目を集めている。有力ベンチャーキャピタリストから110万ドルを集めて2月13日にサービス開始。このニュースが流れるやいなや、日本国内のネットユーザーの間にあっという間に広まった。

Gumroad。作品データにURLを発行して課金ツールをつけるだけのシンプルなシステム

 Gumroadは、ソーシャルメディアを利用したマイクロペイメントの仕組みだ。FacebookやTwitterのアカウントでユーザー登録し、画像や音楽のデータをアップロード、あるいはURLを指定して価格を設定すれば、販売決済用のURLが発行される。そのURLをFacebookやTwitterに貼り付けるだけでデジタルデータの販売が可能という、恐ろしくシンプルなものだ。買う側はクレジットカードで支払い、売る側にはPayPalを通じて入金される。

ボタンクリックで売りたいファイルを指定して値段をつけるだけ。おそろしく簡単だ

 ただ、現状まだ悪用しようと思えばいくらでもできる仕組みではある。決済後に表示されるダウンロードリンクは、購入者以外でも開けるために、どこかで公開されれば誰でもお金を払わずにダウンロードできる。他人のコンテンツをアップロードして作者に成りすますこともできてしまう。

 にもかかわらず、イラストレーターの寺田克也氏は、Gumroadへのリンク自身のTumblr上で公開。高解像度のデジタル原画をアップロードし、2ドルの価格で売り始めた。なぜリスクを承知の上で売り始めたのか。直接本人に聞いてみた。

夢枕獏「キマイラ・吼」シリーズの表紙イラストで知られる寺田克也さんのTumblr。普段は自身のイラストをPostしている
2月14日にアップロードされた最初の作品「RED」(3509 × 4200 pixel )。価格は2ドル

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