年末商戦が含まれる第4四半期は、年間で最も携帯電話が売れる時期だ。景気動向に不安材料が多数ある中で、2011年の年末商戦もタブレットを含むモバイル端末は活況を呈したようだ。今回は年末商戦に関して、すでに出ている数値をいくつか紹介したい。
年末商戦の勝ち組はAppleとSamsung
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| 日本でもiPhone 4SとGALAXYシリーズは高い人気だ |
成長市場(主に欧州とアメリカ)での勝ち組はずばり、AppleとSamsungと言い切ってよさそうだ。調査会社のGfKによると、イギリスでは11月中旬から12月前半までの4週間、もっとも売れたのは「iPhone 4S」とのこと。この時期に売れた新規のスマートフォンのうち、ほぼ4台に1台がiPhone 4Sだったという堂々のベストセラーぶりだ。さらには、上位15位中に「iPhone 4」など旧機種も4機種ランクインしているというから改めてApple人気が伺える。
第2位は、Samsungのフラッグシップ端末「Galaxy S II」だ。SamsungはAndroidベンダーの代表格ではあるが、Androidならなんでも売れているというわけではなく、HTCやSony Ericssonなどは大きな脚光を浴びなかったようだ(HTCは事前に第4四半期の業績を下方修正している)。
Reutersは、世界ベースでアナリスト集計をまとめた動向を報告している。それによると、10~12月の間のスマートフォンの出荷台数予想は1億4200万台、これは前年同期と比べて42%の増加という。この中でもトップはApple、2位がSamsungと予想されている。
Morgan Keeganのアナリストは、年末商戦を含む第4四半期全体のデータとして、Samsungのスマートフォンの出荷台数を3500万台、iPhoneの出荷台数はそれより少ないものの、2700万台から2900万台に上方修正した(実際、Samsungも、1月に入って明らかにした第4四半期の予測で、スマホの出荷台数を3500万台としている)。
AppleとSamsungの2社が群を抜いて人気を集めている背景として、景気の雲行きが無関係ではないだろう。厳しい経済環境から消費者の選択眼が厳しくなっており、冒険するよりも定評のあるトップブランドを選ぶという心理があったように見える。特にAndroidは複数の選択肢があるはずなのにSamsungが選ばれている理由は、やはりブランドだろう(好ましい状況とは思わないが、2社が販売差し止めを求めて激しい特許訴訟を繰り広げているのもうなづける話だ)。
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