ポイント2 会議の記録を残すのに便利
大画面はプレゼンテーションに便利だが、メモ用途や資料の整理といった観点でも有利である。
また、通信機能を内蔵しているため、メールやクラウドサービスを活用し、議事録を必要な人に配るという作業も簡単だし、内蔵カメラを使って、ホワイトボードの内容を一発で保存することもできる。「ペンメモ」という付属アプリは、大画面だからこそ快適に使えるツールと言える。手書きで図を描けば、文字だけのメモよりもより短時間かつ直感的に情報を整理することが可能。もちろんBluetoothキーボードも使えるので、長文を打ち込むときには、こちらを利用する手もある。
さらに、画面下の中央の「^」ボタンを押せば、Mini App Trayが表示されて、「電卓」や「ペンメモ」など6つのアプリアイコンが現れる。ミニアプリは現在開いてるアプリを閉じずに、その画面の上に表示されるので、いちいち画面を切り替えたくない議事録のシチュエーションにはぴったり。例えば、メインはテキストメモアプリでBluetoothキーボードをつないでばりばり議事録を打ち込み、必要になったらミニアプリの「ペンメモ」で図を書く、といった使い分けが可能だ。
GALAXY Tab 10.1 LTEなら、無線LAN、Xi(LTE)、3Gという3つの通信手段を備えているので、その場ですぐに議事録を共有することが可能。客先では、常にネット回線があるとは限らないので、なるべく自前で用意しておきたいが、その点でも安心だ。最近ではPower Pointなどのプレゼンデータも大容量化する傾向にあるので、高速なネット回線はビジネスでもその便利さを実感させてくれるだろう。
便利アプリもすぐ入手できる
Androidマーケットを検索して、付属アプリですぐに機能を拡張できるのもGALAXY Tab 10.1 LTEの魅力だ。
議事録をまとめて管理したいなら、オンラインメモの「Evernote」が定番。テキスト、画像、音声といった具合に、さまざまな手段でメモをとってオンライン上に転送し、別のパソコンやスマートフォンと同期して、同じメモを参照できる。インターネットにさえつながっていれば同期は自動で行なわれるので、ユーザーはただメモをとるだけでいい。メモをオンラインで一元管理することで、会議中に「過去にどんな話をしたっけ?」となったときでも、すぐに検索して引き出せる。
さらに同じエバーノートが出してる「Skitch」という手書きアプリを利用すれば、ホワイトボードをカメラで撮影し、そこに必要な情報を指で書き込んでEvernote上に保存するという芸当も実現できる。
議事録はやっぱり紙でとりたいけど、デジタルデータで参加者に配布したい場合は、キングジムの「SHOT NOTE」が便利。専用のメモ用紙に書いて、「SHOT NOTE」アプリを通じてカメラで撮影すると、用紙の四隅にあるマーカーを読み取って自動的に傾きを補正してくれる。さらに日付などの部分は文字認識(OCR)でテキストデータ化してくれる。取り込んだあとにEvernoteに転送できるというのも、一元管理に役立つ。
ユーザーやシチュエーションによって会議の記録方法も求めるものは異なるが、GALAXY Tab 10.1 LTEがあればまるで万能ナイフのように、八面六臂の活躍をしてくれるというわけだ。