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ミクZ4、3年目の本気! SUPER GT激闘記 第29回

運命の鈴鹿戦! ミクZ4は予選を6位で通過!

2011年08月21日 00時00分更新

文● 末岡大祐/ASCII.jp編集部

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ついに雨に包まれた鈴鹿サーキット

 痛車勢はマッハ先輩以外、すべて通過……と思いきや。エヴァポルシェ弐号機が規定タイムに届かずノックアウトされてしまった。

 そしてこのあと、GTアジアの決勝(40分間)が開催されている最中に、とうとう雨が降り出してしまった。

 予選2回目はかなりの雨量で、先ほどのドライコンディションと比べると、かなりタイムが落ちてきた。ここも谷口選手がステアリングを任された。この雨でもさすが谷口選手と言うべきか。「2'23.735」を出して8位で通過したのだった。なお、イカ娘フェラーリは5位で通過。エヴァ紫電とハルヒポルシェはノックアウトされ、トップ10圏内の痛車勢はミクさんとイカちゃんだけになってしまった。

 目下のところ最大のライバルと言える#11 JIMゲイナー 458は、このQ2でなんと脱落! さすがに100kg近いウェイトハンデが効いたのか、思うようにタイムが上がらなかったようだ。一方、驚異の走りを見せたのは#43 ARTA ガライヤである。ドライの路面では1回目であわやノックアウトされてしまうという状態だったのが、雨になったとたん2位以下に1~2秒以上の大差を付けて、ぶっちぎりでQ2を突破したのだった。

 458がいなくなっただけで、安心というわけではない。いかに予選3回目で458から離れた好位置を獲得できるかが重要だ。Q3のステアリングを託されたのは番場選手。雨は止むどころか、さらに雨足が強くなっていた。そんな中、ベストタイム「2'25.196」をマークして上位に着けたが、勢いに乗るガライヤと、雨最強説を誇る#33 ハンコックポルシェはさらに記録を更新。特にガライヤは「2'20.696」を叩き出して、2位のハンコックポルシェにも2秒以上、ミクZ4には5秒近い大差を付けてポールポジションを不動のものにした。恐るべし!

 #62 レガシーB4と #14 SG チャンギ IS350のJAF-GT勢も反撃の刻とばかりに、ミクZ4以上の好タイムを記録し、さらに最後の最後で#25 ZENTポルシェが「2'25.113」を出して5位に滑り込んだ。

 その結果、ミクZ4のグリッドは6位。決勝レースは6番手スタートとなる。ほかの痛車の順位は#27 イカ娘フェラーリが9位、#2 エヴァ紫電が11位、#34 ハルヒレーシングが15位、#5 マッハ号が20位、#7 エヴァポルシェ弐号機は残念ながら予選通過できず、決勝日のフリー走行のタイム次第で出場が決まる。そしてポイントトップでミクZ4(ポイント2位)の目下のライバル、#11 JIMGAINER 458は13位スタートとなった。

とにかくこのレースはチーム力が試される。チームスタッフ内の意思疎通がうまくいかないと上位を狙えない。予選日は、走っていない時間はすべてミーティングに充てていたんじゃないかというほど、チームメンバー同士が随所で話し合う姿が見られた

 FIA-GT勢には厳しい戦いが予想される鈴鹿サーキット500kmレース。とはいえ、458と大きく差を広げるチャンスなので、決勝レースには大いに期待しよう。

 応援シートの参加者は、雨にも風にも負けずに声援を送り旗を振りまくろう!

応援シートはピットのほぼ真正面! このように右京SDからも丸見えのポイントなので、またまたピットとのコール&レスポンスができるかも!?

今回、男とメカばっかりの写真が続いてしまったので、一服の清涼剤をお楽しみください。あ~可愛すぎて生きているのがツラい!


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