LEDバックライトのPCなら虫のモザイクがなくなるハズだ!
さて、先にやった実験からLEDの光には虫が集まりにくいということがわかった。であれば、古い液晶で使われている蛍光灯型のFLサイドライトより、LEDバックライトの液晶ディスプレーの方が虫が集まりにくいはずだ! つまりLEDバックライト液晶は、美少女ゲームに最適なディスプレーだと結論付けられるハズ!
ということで、今度はFLサイドライト液晶と、LED液晶で虫の集まりに違いがあるのかを調べてみた。
液晶パネルの明るさは両方ともMAXにして、白い壁紙を表示させた状態で、また1時間放置。いや~、今回の実験は待ち時間が多くて大変だ。眠気との格闘なのだ!
どうやら液晶ディスプレーは、LEDだろうがFサイドだろうが虫が集まってくるようだ。ただ、FLサイドライド液晶はかなり使い込んだものなので、輝度をMAXにしたもののLED液晶よりも暗かったとということを書き添えておこう。
これらを考慮すると、液晶ディスプレイのバックライトは輝度を低くして使えば、照明に比べて非常に暗いので、かなり防虫効果が得られるかもしれない。
PCから超音波を出して虫除けできるソフトは効くのか?
これまでの実験は、虫を寄り付かせないというディフェンシブな作戦だったが、世の中には蚊などが嫌う周波数をスピーカーから発して寄せ付けないという攻撃的なソフトがある。
今回使ったのは「CA-CONE」というソフトだが、それ以外にも多数あるので試してみるのもいいだろう。とはいえ、いずれも蚊やゴキブリ、ネズミの嫌う超音波を発するというものだ。PC用だけでなく、スマートフォン用にもいくつかリリースされている。
そこで、巨大な塩ビ管スピーカーとアンプを使って、虫が寄らないかを実験してみた 。
※このキャンプ場は音の出るラジオやゲームなどの持ち込み禁止なので、音が聞こえない超音波のみを発して、ボイスとBGMをOFFにしてプレイした。
オーナーに話を聞いたところ、富士山のふもとにあるこのカントリーベアファミリーキャンプ場周辺は、極端に蚊が少ないキャンプ場なのだという。なぜなら雨が降っても火山灰の体積した大地にスグ吸収されてしまい、地下水としてたまってしまうそうなのだ。近所には数本の川もあるが、その川の水も地中深くまで浸透してしまい地下水となるため、川には水が流れていないという。
いずれのソフトもあくまで蚊が嫌う周波数がプリセットされていようなので、蛾やその他の昆虫(みつけただけで、カミキリムシ、ヒグラシ、カブトムシ、コガネムシ、アブなど)が多いこのキャンプ場で美少女ゲームをCoolにプレイするのは難しい感じだった。しかしWebでは「ソフトを使って蚊が撃退できた」という意見もあるので、一度試して見てはいかがだろうか?
夏の夜、Coolに美少女ゲームに興じるポイントはコレだ!
今回の実験から、これから虫がたくさん発生する夏の夜でも快適に美少女ゲームを楽しむポイントは次にあると判明した。
・部屋の灯りをすべてLED電球化する
LED電球は電球色でも蛍光灯色でもかまわない。蛍光灯や白熱電灯に比べて、まったくといていいほど虫が寄らなくなる。また天井についている蛍光灯も、LED式のシーリングライトにすると虫が寄らなくなるはずだ。
・液晶パネルは輝度を下げる
今回の実験では、蛍光灯タイプのFLサイドライトでもLEDバックライトでも、虫の集まり方には大差なかった。バックライトはできるだけ暗くしてプレイするといいだろう。
・蚊を超音波で撃退するソフトは試す価値あり!?
このキャンプ場は蚊が少なくその性能を評価できなかったが「効果アリ」という報告も多々あるので試してみるといいだろう。
次回予告
当初の企画書では「デジタルで虫退治」と称して3回連載を予定していたが、予想外に効果を発揮できなかった各種の実験結果……。これでは会社の金を使って、思いっきりキャンプをエンジョイしただけに終わってしまうと、我々のクビがヤバイことになる!
ということで、次回は急遽企画を変更して、蚊取り線香や電子蚊取り器のキンチョー、フマキラー、アースの三つどもえの戦いをお届けしよう!
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