雨上がりの3時間はガチンコレース
午後から本気出す! と望んだ後半3時間の耐久レース。皆の願いが通じたのか本当に雨が止み、レース途中からは徐々に路面も乾きだしたのだ! だがわれわれには最終兵器雨クマ男・サクマがいる。今回は新たなスキル「どキリ」を身に付けたようで、サクマの走行中になると極端に濃い霧が出て、最終コーナーから第一コーナーが見通せないほどに視界を奪われるという状況になってしまった。うーむ、恐ろしい。他のチームも、午後からは徐々に本気を出し始め、電アスレース部とたいして変わらない周回数だったチームがいつの間にか上位にいたり、午前中とは明らかに雰囲気が違った。
今回から新しく採用されたレギュレーションとして、「受付の女の子とじゃんけんをして勝たないと、ドライバー交代ができない」という制約ができた。運の要素も多分にあるものの、数回やれば誰もが勝てるため、上位争いにはさほど影響も出ていないようだった。……だが、とあるチームがこのルールに躓いた。もちろん、電アスレース部……というか、筆者本人がである。
普段から勝負事にはからっきしのスカンピンなのだが、ここでもじゃんけんで女の子に勝てずに時間を大幅にロスするという偉業を達成してしまったのだ。毎度、ピットインするたびに10回近く(長いときは3分近くも)女の子といちゃいちゃ……ならぬじゃんけんラリーを続け、次のドライバーが「も~、まだ勝てないの~」と車を降りて様子を見にきてしまうほどだった。番場選手がこれを見かねたのか、それとも順位争いにまるで関係のない順位(ビリ)だから、あるいは後ろでじゃんけん待ちのチームに申し訳ないと判断したのか、電アスレース部だけは途中から「じゃんけん不要」になったのである。これは、普通に見ればラッキーなのだが、日頃女性と接する機会がとんとないASCII.jp編集部員としては、唯一女の子と交流できるビッグチャンスだっただけに、「もう女の子とじゃんけんできないなんて……」と、ガックリ肩を落としたのだった。
カート初体験だったミワとウダガワも、午後はすっかりカートに慣れたようで徐々にタイムアップして1分4秒台を安定してマークし、無免許のニッシーと同じくらいのタイムを出していた。雨クマ男のサクマも1分3秒台までタイムアップして、1分切りまであとちょっとと迫った(上位陣のラップタイムは56~57秒台だった)。確実にわれわれは成長していると言えよう。連続3時間という、運動不足の編集者にはキツイ時間をチームワークで戦い抜き、(オレンジボールペナルティを除けば)全員トラブルを起こすことなくチェッカーを受けたのだった。
で、その成長したわれわれの成績は15位! なんと過去最高位を獲得じゃなイカ(15台中15位という事実には目を背けて)! 素晴らしい。実に素晴らしい。この調子で次回(9月のニコバンカップ予定)は表彰台にあがりたいので、次はエントリーを3台くらいにしませんか?
最後に、電アスレース部のぶちょー・サクマのコメントで、今回のニコバンカップを締めたい。