エプソンダイレクトは16日、第2世代Coreプロセッサー(Sandy Bridge)を搭載したミドルタワー型デスクトップパソコン「Endeavor Pro5000」を発売した。
Endeavor Pro5000は、タワー型筐体を採用した「Endeavor Pro4700」の路線を継承する、ハイエンドデスクトップパソコンである。Sandy Bridge搭載に合わせて筐体デザインが変更され、エッジが鋭角的になったほか、フロントパネルを真正面から見ると、黒いパネル部分の上部がやや狭い台形となっている。
USBポートやオーディオ端子類を備えた「フロントI/Oユニット」は着脱可能で、5インチベイの任意の位置に取り付けられるようになった。フロントI/Oの位置はユーザーの使用環境によって適切な位置が異なるので、使い勝手をよくする改良点と言える。またUSB 3.0にも対応し、フロントI/Oにも1ポート用意されている。
マザーボードの搭載チップセットはIntel P67 Expressで、選択可能なCPUはCore i7-2600(3.40GHz)からCore i3-2100(3.10GHz)まで4種類を用意。メモリーは2GBから最大16GBまで搭載可能である。グラフィックスカードの選択肢も豊富で、ハイエンドグラフィックスカードのGeForce GTX 580やRadeon HD 6970なども選択できる。
マザーボードには拡張スロットも豊富に用意されている。グラフィックス用のPCI Express x16スロットを2スロット、x4とx1スロットも1スロットずつ用意。さらに既存の拡張カードを流用しやすいように、PCIスロットも3スロット搭載している。拡張スロット用の空間も広くとられており、全スロットでカード長312mmまでの拡張カードを装着可能となっている。電源ユニットは出力670Wのものを搭載し、高性能CPUやグラフィックスカードでも余裕のある電源供給が可能だ。
内蔵用3.5インチストレージベイは、従来どおり前面からアクセス可能となっている。HDDは4台まで内蔵可能で、2.5インチSSDを搭載しやすいように、HDDブランケットに2.5インチ用のねじ穴が新たに用意された。複数台のHDDで構成するRAIDキットが用意されるほか、2台のSSDによるRAIDキットも選択できる。
以下にPro5000で選択可能な主なコンポーネントを示す。基本構成価格は10万6680円から。
CPU | Core i7-2600(3.40GHz)、Core i5-2500(3.30GHz)、 Core i5-2400(3.10GHz)、Core i3-2100(3.10GHz) |
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メモリー | 2~16GB |
グラフィックス | GeForce GTX 580、GeForce GTX 460、GeForce GTS 450、 Radeon HD 6970、Radeon HD 5870、Radeon HD 5450、 Quadro 2000、FirePro V4800、Quadro 600 |
ストレージ | HDD 1TB、500GB、250GB SSD 120GB(SATA 3.0)、160GB、80GB(SATA 2.0) RAID 0キット HDD 1TB(500GB×2)、SSD 240GB(120GB×2) RAID 1キット 1TB(1TB×2)、500GB(500GB×2)、 250GB(250GB×2)、RAID 10キット 1TB(500GB×4) |
光学ドライブ | 記録型BDドライブ、BDコンボドライブ、 DVDスーパーマルチドライブ、DVD-ROMドライブ |
OS | Windows 7 Home Premium SP1 32/64bit、同Professional SP1 32/64bit、 同Ultimate SP1 32/64bit |