特徴あるクーラーをチョイス

CPUクーラー2010年発売モデル最強王座はどれだ？【第2回】

2011年02月16日 12時00分更新

文● 宇野貴教

サンドイッチ構造の大型サイドフロー
サイズ「峰2」

●対応ソケット:775/1366/1156、AM2/AM2+/AM3
●寸法/重量：130(W)×143(D)×160(H)mm/1150g
●ファン回転数：650～1700rpm
●風量：35.36～92.4CFM
●ノイズ：12.4～36.4dB
●実売価格：4500円前後
●製品情報URL：http://www.scythe.co.jp/cooler/mine2.html
●ASCII.jp記事URL：http://ascii.jp/elem/000/000/579/579005/

サイズ「峰2」

　冷却ファンを放熱フィン2つで挟んだサンドイッチ構造の大型サイドフローが特徴。本体重量が1150gと1kgを超えており、マザーボードへの固定はサイズ製品で一般的なワンタッチクリップではなく、バックプレートを用いて強力に固定する方式を採用している。
　ビッグでヘビーなクーラーだけに、その冷却性能はかなり高く、高負荷時の温度は43℃と優秀だ。とにかく冷えるクーラーを求める人はチェックしておきたい製品である。

アイドル時
	CPU温度	チップセット温度	メモリ温度	VRM温度	ファンノイズ	ファン回転数
	30℃	26.5℃	36.3℃	39.6℃	39dB	900rpm
純正より	-6℃	-15.7℃	+6.4℃	±0℃	-4dB	-900rpm

高負荷時
	CPU温度	チップセット温度	メモリ温度	VRM温度	ファンノイズ	ファン回転数
	43℃	36.8℃	25.5℃	35.3℃	51dB	1700rpm
純正より	-21℃	-12.6℃	-11.1℃	-13℃	+3dB	-1800rpm

素手で扱うとケガをするアイツに3代目登場
サイズ「忍者参」

●対応ソケット:775/1366/1156、754/939/940/AM2/AM2+/AM3
●寸法/重量：120(W)×120(D)×160(H)mm/1040g
●ファン回転数：740～1900rpm
●風量：37.15～110.31CFM
●ノイズ：9.8～37dB
●実売価格：3600円前後
●製品情報URL：http://www.scythe.co.jp/cooler/ninja3.html
●ASCII.jp記事URL：http://ascii.jp/elem/000/000/529/529337/

サイズ「忍者参」

　忍者の飛び道具「手裏剣」を連想させる4ブロックに分かれたフィンを採用する製品で、これが3代目のモデルとなる。手裏剣のような鋭いフィンはこのモデルでも健在で、冷却性能も付属ファン使用時で前モデルの7％アップとアナウンスされている。本体重量が1050gと重いため、峰2と同様にバックプレートを使った固定となる。
　忍者シリーズは冷却性能の高さがウリであるがそれは3代目でも健在で、高負荷時の温度は38℃と“40℃の壁”をぶち破っている。期待を裏切らない冷えっぷりと言えるだろう。

アイドル時
	CPU温度	チップセット温度	メモリ温度	VRM温度	ファンノイズ	ファン回転数
	27℃	30.3℃	29.5℃	31.6℃	40dB	1000rpm
純正より	-9℃	-11.9℃	-0.4℃	-8℃	-3dB	-800rpm

高負荷時
	CPU温度	チップセット温度	メモリ温度	VRM温度	ファンノイズ	ファン回転数
	38℃	29.5℃	28.3℃	31.7℃	50dB	1700rpm
純正より	-26℃	-19.9℃	-8.3℃	-16.6℃	+2dB	-1800rpm