ペンタックスから、防水デジカメ「PENTAX Optio WG-1」と、同社ミドルクラスのデジタル一眼レフ「K-5」の限定カラーモデル「PENTAX K-5 Limited Silver」が発表された。
LEDライトが5つになった「WG-1」
WG-1は3月中旬発売で、予想実売価格は3万5000円前後。「Optio W90」(関連記事)の後継機種で 耐水深性能が6mから10mとなり、耐落下衝撃性能も1.2mから1.5mにアップ。さらに100kgの耐荷重性能も備えた。-10℃の耐寒性能や防塵性能も引き続き搭載する。
従来機から、被写体から1cmの距離でマクロ撮影を行なえる「デジタル顕微鏡」モードを搭載していた。レンズ周囲に内蔵された3つのLEDライトを被写体を照らし、最大3.8倍のインテリジェントズームで動画/静止画の撮影が行なえる、という機能だ。
WG-1では、レンズ周囲のLEDライトを5つに増加。さらに撮影時に瞬間的にライトの輝度をアップすることで、被写体に対して均等に光を当てられるとともに、手ブレや被写体ブレを抑えられるようになった。
さらに、本体前面に、レンズとLEDライトを囲む形で「マクロスタンド」という(レンズコンバーターのような)筒型のアダプターを装着できる。これを装着した状態で、被写体を下に置き、(デスクルーペのように)マクロスタンドを覆い被せる形で設置できる。カメラが安定するので長時間の観察/撮影が可能だ(マクロスタンドの中をLEDライトが照らすため真っ暗にはならない)。
撮像素子は約1400万画素の1/2.3型CCDセンサーを採用。レンズは光学5倍ズームで、デジタルズーム時は超解像処理を行なう。光学ズームと合わせて最大約33.5倍の「インテリジェントズーム」も利用できる。動画は1280×720ドットで撮影可能だ。
機能面では、顔検出機能を利用して自分撮りの際に、フレームに顔が収まっているかどうかを前面のLEDライトの点滅で教えてくれる「自分撮りアシスト」機能を新たに搭載する。本体サイズは幅115.5×奥行き28.5×高さ58.5mm、撮影時の重量は約163gとなる。
なお、WG-1にGPSを内蔵した「PENTAX Optio WG-1 GPS」も同時に発売される(予想実売価格は4万円前後)。撮影場所の位置情報はもちろん、移動した足取りを記録するログ機能も搭載する。
シルバーカラーの「K-5」
1500セット限定の販売となるK-5 Limited Silverは、3月上旬発売で予想実売価格は14万円前後となる。
K-5(関連記事)の本体カラーを、ユーザーの要望が多かったシルバーカラーに仕上げ、グリップもより肉厚なものとなっている。また背面モニターの表面には強化ガラスを採用。より傷が付きにくくなっている。
K-5 Limited Silverにはレンズは付属しない。その代わり、本機のカラーリングに合う、シルバーのレンズを3本、各500本限定で4月上旬より発売する。