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ペンタックスから超愛らしいデザインのミラーレス一眼登場

2012年02月08日 10時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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イエロー、ホワイト、ブラックのカラーを用意する「PENTAX K-01」

イエロー、ホワイト、ブラックのカラーを用意する「PENTAX K-01」。写真で見ると普通っぽいが、目の前で見るとかなり斬新なデザイン

 ペンタックスから、世界的な有名デザイナーがデザインしたミラーレス一眼カメラ「PENTAX K-01」が発表された。3月中旬発売予定でレンズキットの予想実売価格は8万円前後。

 本機のデザインはシドニー出身のマーク・ニューソン氏が担当。フォードのコンセプトカーやauの携帯電話「talby」(2004年末発売)のデザインを手がける世界的プロダクトデザイナーだ。

起動画面もオシャレ

起動画面もオシャレ。右下にはマーク・ニューソン氏のサインが

 幅121×奥行き59×高さ79mmという、最近のミラーレス一眼としてはやや大柄なボディーだが、カラフルなボタンやアルミ合金製のモードダイヤルを採用するなど、奇抜な外観となっている。

APS-CサイズのCMOSセンサーを搭載。マウント左下の切り込みがレンズ取り外しボタンになっている

APS-CサイズのCMOSセンサーを搭載。マウント左下の切り込みがレンズ取り外しボタンになっている。マウント部上部左右にステレオマイクが内蔵されている

背面には3型(92万画素)の液晶ディスプレーを搭載する

背面には3型(92万画素)の液晶ディスプレーを搭載する

上部にはストロボを内蔵。モードダイヤルなどはアルミ合金製だ

上部にはストロボを内蔵。モードダイヤルなどはアルミ合金製だ

 レンズマウントは同社の一眼レフと同じ「Kマウント」を採用。ちなみに、Kマウントでミラーレス構造を採用したのは本体サイズの小型化のためではなく、本体デザインと画質(周辺光量が落ちない)のためだという。

 Kマウントということで、同社のデジタル一眼レフ用の交換レンズのほとんどがそのまま装着可能。手ブレ補正機能である「SR」もカメラ本体に内蔵しているため、どんなレンズでも手ブレを抑えた写真を撮ることができる。

CMOSセンサーと画像処理エンジン「PRIME M」

 撮像素子はAPS-CサイズのCMOSセンサー(1628万画素)で、画像処理エンジンは新開発の「PRIME M」を搭載。連写速度は秒間最大6コマで、感度はISO 12800まで設定可能だが、カスタム設定時はISO 25600までの拡張設定ができる。

 オート撮影機能である「オートピクチャーモード」に加えて、「夜景人物」や「ペット」といったシーンモードを19種類用意する。また、露出の異なる3枚の写真を連写し、合成してダイナミックレンジの広い写真に仕上げる「HDR」機能を搭載し、この露出の幅をモードダイヤルの操作だけで簡単に変更できる。

 加えて画像処理系の機能も充実している。色味など画像の仕上げを変更する「カスタムイメージ」は「銀残し」「クロスプロセス」など11種類、ミニチュア風など多彩な写真加工ができる「デジタルフィルター」は19種類を用意する。

 PRIME Mの“M”はMovieのM、ということで動画機能も向上している。Kシリーズ(同社のデジタル一眼カメラブランド)では初となる、H.264によるフルHD動画の記録に対応。動画撮影時にもプログラムオートなどのモードが利用でき、絞りなどの調整が可能。さらにカスタムイメージやデジタルフィルターといった特殊効果を動画にかけることがもできる。

極薄単焦点レンズ「smc PENTAX-DA40mmF2.8 XS」

極薄単焦点レンズ「smc PENTAX-DA40mmF2.8 XS」

ダブルズームキットの構成

ダブルズームキットの構成

 K-01はボディー単体の販売は行なわず、3種類のレンズキットを用意する。基本キットとなる「レンズキット」には、9.2mmの極薄単焦点レンズ「smc PENTAX-DA40mmF2.8 XS」が付属する。このレンズもK-01向けにマーク・ニューソン氏がデザインしたもので、レンズ単体も4月下旬に発売予定だ(予想実売価格3万円台半ば)。

 これ以外に「smc PENTAX-DA L 18-55mmF3.5-5.6 AL」が付属する「ズームレンズキット」(予想実売価格7万円前後)と、この18-55mmレンズに「smc PENTAX-DA L 55-300mmF4-5.8 ED」を加えた「ダブルズームキット」(同9万円前後)を用意する。

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