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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” ― 第185回

世田谷の住宅街で生きる猫たち

2011年02月04日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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日向でストレッチしている猫。人に馴れていて、このあと遊んでくれました(2010年12月 ソニー NEX-5)
日向でストレッチしている猫。人に馴れていて、このあと遊んでくれました(2010年12月 ソニー NEX-5)

 うちの「かふか」を見い出して捕獲してくれた、地域猫の世話をしてるおばあさんがいるのだが、かわいい子猫がいるから3匹目にどう? と声をかけてくれたのが昨年(2010年)末。不用意に増えてしまった子猫を見つけては、里親を捜しているのだ。

 「その界隈に猫がたくさんいるので一度見に来ませんか?」と声をかけてもらったので、散歩がてら行ってみた。

 野良猫問題はほぼ人間の問題だったりする。住宅街の一角に近所と没交渉のひとり暮らしの老人の家があり、そこに居ついた猫たちが去勢されてないため、増えてしまうのだ。

 でも、子猫の世話をきちんとしないので路上にあふれるという。去勢をお願いしようにも、「うちの猫のことはほっといてくれ」と言う始末だそうな。

 今の東京で生きていくのは、人も猫も大変である。

 さて、住宅街は隠れ場所がたくさんあり、猫もなかなか出てきてくれない。「今日はいないわねえ」と歩いていると、「にゃあ」と声がする。アパート群の一角に作られた、関係者以外は入れないメンテナンス用の空間に1匹隠れてたのだ。

 いつものおばあさんを見ると安心して寄ってくるが、横に私がいたので「こいつは何者だ」って顔で警戒する。

フェンスの下からじっとこっちを警戒する猫。いや、そっちには入らないから警戒しなくてもいいよー(2010年12月 ソニー NEX-5)フェンスの下からじっとこっちを警戒する猫。いや、そっちには入らないから警戒しなくてもいいよー(2010年12月 ソニー NEX-5)

 私は「まあまあ、お気になさらず」と言いながら、しゃがんで、こっそり撮影。まあそんなもんである。

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