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柳谷智宣の「真似したくなるPC活用術」 第49回

今年こそ「e-Tax」でオンライン確定申告を行なう技

2011年01月25日 12時00分更新

文● 柳谷智宣

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事前準備はセットアップツールで行なう

 パソコンと電子証明書の準備ができたら、e-Taxを利用するための環境を構築する。手動でやるのは少々手間なので、国税庁のウェブサイトで公開されている「平成22年度分 事前準備セットアップ」ツールを利用しよう。信頼済みサイトの登録と、ルート証明書のインストール、公的個人認証サービス利用者クライアントソフトのインストール、署名送信モジュールのインストールなどを自動で設定できる。

ホームページの「e-Taxをご利用になる場合の準備等」から「事前準備セットアップ」を開始する

 またIEの設定で、Active Xとポップアップを利用できるようにしておこう。Macの場合は、ウェブサイトから「ルート証明書」や「利用者クライアントソフト」をダウンロードし、自分でセットアップする。

ポップアップブロックを解除

インターネットオプションの「プライバシー」タブで、ポップアップブロックを「解除」する(赤枠内)

Active Xコントロールとプラグインの実行を有効に

インターネットオプションの「セキュリティ」タブで「信頼済みサイト」を選択→「レベルのカスタマイズ」→「Active Xコントロールとプラグイン」→「Active Xコントロールとプラグインの実行」→「有効にする」にチェックする

申告書を作成する

 次に「確定申告書等作成コーナー」で確定申告書を作成する。作業内容は単純だが、ウェブサイトのインターフェースが使いにくいので注意しよう。親切にしようとしてなのか、あちこちにヘルプがあるのもかえってわかりにくい。別ウインドウがやたらと開くし、同じ内容の入力が何度も求められるなど、オペレーションもこなれていない。

 基本的に、青色申告の人は「決算書」、白色申告の人は「収支内訳書」を作成し、その後所得税の「申告書」を作成することになるだろう。必要な場合は、消費税や地方消費税、贈与税の申告書も作成できる。作成する書類は、国税局から送られてくる確定申告の手引きや、ホームページを読んでよく確認しよう。筆者の場合は白色申告なので、収支内訳書と確定申告書を作成する。非常に画面の移動が多いので、今回は細かく手順を追って紹介しよう。


画面で見る電子申告の手順 その1

「平成22年分 申告書・決算書・収支内訳書等 作成開始」をクリック

「平成22年分 申告書・決算書・収支内訳書等 作成開始」をクリック

「電子申告(e-Tax)を選ぶ」をクリック

「電子申告(e-Tax)を選ぶ」をクリック

準備が終わっている項目にチェックを入れる

準備が終わっている項目にチェックを入れる

氏名や生年月日などを入力

氏名や生年月日などを入力する

郵便番号や住所を入力し、提出先の税務署を選択する

郵便番号や住所を入力し、提出先の税務署を選択する

電子申告に利用する暗証番号を設定する

電子申告に利用する暗証番号を設定する

利用者識別番号を発行してもらう

初めて電子申告を利用する人は、利用者識別番号を発行してもらう

入力内容を確認

入力内容を確認して「送信」する

利用者識別番号が発行されたら、「保存」をクリック

利用者識別番号が発行されたら、「保存」をクリックして、ウェブページを保存しておく。保存したら「次へ」をクリック

ICカードを認識させる。役所で登録したパスワードを入力する

ICカードを認識させる。役所で登録したパスワードを入力する

先ほど登録した利用者識別番号と暗証番号(パスフレーズ)を入力する

先ほど登録した利用者識別番号と暗証番号(パスフレーズ)を入力する

「受信通知確認」ボタンをクリックし、内容を確認する

「受信通知確認」ボタンをクリックし、内容を確認する

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