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エンタープライズ向けSSDでハイパフォーマンス需要に応える

東京エレクトロン、ioDriveの国内販売を開始

2011年01月14日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 1月13日、東京エレクトロン デバイス(TED)は、米Fusion-ioと販売代理店契約を締結し、同社のストレージ製品「ioDrive」の国内販売を同日より開始すると発表した。

大規模SANストレージと同等の性能がPCIeカード1枚で実現できるという

最新モデルのioDrive Octalは容量5.12TBを実現している

 ioDriveは不揮発性メモリー(NANDフラッシュメモリー)をPCI Expressカードに搭載し、大規模SANストレージと同等の性能・信頼性を実現する製品。ストレージインフラや大規模ストレージのコストを削減し、I/Oボトルネックを解消し、システム全体のパフォーマンスを高速化できるという。

 また、従来のSSDで懸念された信頼性や書き込み寿命を、独自技術のフラッシュバックテクノロジー、エラーコレクション機能によって解決。エンタープライズ環境における利用を可能にし、ストレージ性能がアプリケーションのボトルネックになっているユーザーや超高速アクセス(IOPS、Throughput)が必要なユーザーに高速ストレージとしての利用環境を提供するとしている。

ioDriveの製品ラインナップ

 価格はオープンプライスだが、最廉価版であるioDrive(160GB/SLC)の参考価格は100万円からという。

年間電力消費量はFCストレージシステムと比較して1/200となる

システム全体のトータル運用コストも大幅に削減できるという

東京エレクトロン デバイス CN事業統括本部 CNプロダクト本部 ビジネスデベロップメント部 部長 上善良直氏

 当日行なわれた発表会で東京エレクトロン デバイス CN事業統括本部 CNプロダクト本部 ビジネスデベロップメント部 部長 上善良直氏は、当面は、Webや検索など大量のアクセス処理を必要とするインターネット関連企業や、データセンター、高速なデータベースを使用した統計処理を必要とする金融系、科学技術系の研究機関などをターゲットに販売をしていくとした。

 また、製品の販売体制としてOEMや2次代理店、直販などのチャネルで展開していくという。

 なお、同社では今後3年間で15億円の販売を目標にし、その7割はOEMになる見込みとのこと。

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