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Sandy Bridgeこと新Core iシリーズが登場 第1回

Sandy Bridgeこと第2世代Core i7/i5/i3、ついに発表

2011年01月06日 11時00分更新

文● 小西利明/ASCII.jp編集部

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クアッドコア・デュアルコアが乱立する
ノート向けCPU

 ノートパソコン向けの第2世代Core iシリーズは、デスクトップ向けとはシリーズ名と機能の分類がまったく異なる点に注意を要する。

 CPU名の末尾が「XM」「QM」の場合はクアッドコアCPU、「M」はデュアルコアCPUである。クアッドコアCPUがラインナップされているのは、Core i7シリーズだけだが、Core i7にもデュアルコアCPUは存在する。なお、XMはエクストリーム・エディションとなっている。

 またデスクトップ向けと同様に、ノート向けCore i7/i5とCore i3の違いはターボブーストの有無となっているが、デスクトップ向けとは異なり、Core i5でもハイパー・スレッディング・テクノロジーに対応している。

ノート向け Core i7 通常電圧版
CPU名 i7-2920XM i7-2820QM i7-2720QM i7-2635QM i7-2630QM i7-2620M
物理コア数
/論理コア数
4/8 2/4
動作周波数 2.50GHz 2.30GHz 2.20GHz 2.00GHz 2.70GHz
ターボ・ブースト
最大周波数
3.50GHz 3.40GHz 3.30GHz 2.90GHz 3.40GHz
LLC 8MB 6MB 4MB
メモリー速度 1600MHz 1333MHz
内蔵GPU HD 3000
GPU動作周波数 650MHz
GPU最大周波数 1300MHz 1200MHz 1100MHz 1300MHz
TDP 55W 45W 35W
ノート向け Core i5/i3 通常電圧版
  Core i5 Core i3
CPU名 i5-2540M i5-2520M i5-2410M i3-2310M
物理コア数/論理コア数 2/4
動作周波数 2.60GHz 2.50GHz 2.30GHz 2.10GHz
ターボ・ブースト 最大周波数 3.30GHz 3.20GHz 2.90GHz 非対応
LLC 3MB
メモリー速度 1333MHz
内蔵GPU HD 3000
GPU動作周波数 650MHz
GPU最大周波数 1300MHz 1200MHz 1100MHz
TDP 35W

 低電圧/超低電圧版については、ナンバーが「xxx9M」の場合が低電圧版(TDP 25W)、「xxx7M」の場合は超低電圧版(TDP 17W)となっている。第1世代のCore iシリーズのような、「LM」「UM」という末尾での区別はなくなった。

ノート向け 低電圧/超低電圧版
  Core i7 Core i5
CPU名 i7-2649M i7-2629M i7-2657M i7-2617M i5-2537M
物理コア数/論理コア数 2/4
動作周波数 2.30GHz 2.10GHz 1.60GHz 1.50GHz 1.40GHz
ターボ・ブースト 最大周波数 3.20GHz 3.00GHz 2.70GHz 2.60GHz 2.30GHz
LLC 4MB 3MB
メモリー速度 1333MHz
内蔵GPU HD 3000
GPU動作周波数 500MHz 350MHz
GPU最大周波数 1100MHz 1000MHz 950MHz 900MHz
TDP 25W 17W

チップセットは5製品が発表

Intel HM67搭載プラットフォームの構成図

デスクトップ向けチップセット「Intel HM67」搭載プラットフォームの構成図

 第2世代Core iシリーズと合わせて、「Intel 6シリーズ」チップセットのデスクトップ向け4製品、ノート向け5製品が発表された。従来のIntel 5シリーズとの大きな違いとしては、第2世代Core iシリーズに対応するほか、転送速度6Gbps/秒のSATAインターフェースを搭載した点にある。なお、USB 3.0には対応しない。

デスクトップ向けチップセット

Intel P67、H67
コンシューマー製品向けチップセット。メモリーは4DIMMまで。両チップセットともPCIには対応しない。P67はハイエンド向けの位置付けで、CPU内蔵グラフィックスの出力機能がなく、外部に独立GPUが必須。その一方でパフォーマンスチューニング機能が搭載される。
Intel Q67、B65
ビジネス製品向けチップセット。コンシューマー向けとは異なりPCIに対応する。メモリーは4DIMMまで。B65はスモールビジネス向けの位置付けで、USBやSATAのポート数がやや少ないといった違いがある。

ノート向けチップセット

Intel QM67、QS67
ビジネス製品向けチップセット。vProテクノロジーに対応するなど、高度な管理機能に対応できる。QS67は小型デスクトップパソコン(Small Form Factor)向けとしても位置付けられている。
Intel HM67、HM65、UM67
コンシューマ/SMB製品向けチップセット。管理機能以外の機能差は少ない。UM67は低消費電力を求める用途向けとされる。

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